男の子って虫が好きですよね。でもうちの子は虫が嫌いでした・・・いや、今もですけど。たまにはそういう子もいるみたいですが、大半の子は好きですよね。私は兄がいたせいか遊びが男子系統よりだったので、カブトムシやクワガタを朝早く捕りに行ったりもしたし釣りに行ったりもしてました。
そういえば最近(最近と言っても10数年前?)はカブトムシのエサが一口ゼリーになってますよね。半ボケだったばーちゃんがゼリーだと思って食べたことがありました。でもあれは年寄りだと間違えるかもしれない形状ですよね。別に甘いものだから害はないのかもしれないですけど・・・
そんなわけで今回はカブトムシの幼虫の育て方を勉強していきたいと思います。
カブトムシの幼虫はどこにいる?
カブトムシ自体の寿命はひと夏と短いのであっという間に死んでしまいます。幼虫から育てればもっともっと長い間楽しめます。これから幼虫を育てたい方は土を掘れば見つけられます。
とはいえ土の中ならどこにでもいるわけではないので見分けが必要です。花壇の土を掘ったりしてると白くて丸まった幼虫がたまに出てきますが、これは間違いなくカナブンの幼虫です。見た目はそっくりですが、一般的にカナブンのほうが小さいです。
カブトムシの幼虫がいるのはクヌギやコナラなどの落葉樹の落ち葉が積もっているところです。果樹園のごみ捨て場の中や畑のたい肥の中にたくさんいることもあります。畑のたい肥じゃ花壇と同じじゃないの?ってなりますよね。
さらにカナブンの幼虫との見分け方があります。幼虫を地面に置いたとき、カナブンの幼虫は足を下にして動き出しますが、カブトムシの幼虫は背中を下にして動きます。
だいたい成虫が止まってる木の下には幼虫が埋まってると思えばわかりやすいです。
元気な幼虫を選ぼう
もしたくさん幼虫をみつけたなら、その中から健康そうな幼虫を厳選してみましょう。元気な幼虫は体が白くてツヤツヤしています。黒っぽかったり斑点があるものは病気の可能性があります。体にたくさんダニがついてるのもやめておきましょう。
幼虫を持って帰るときは素手で触らないでスプーンや割り箸でカゴに入れましょう。
素手で触ると幼虫が病気になる可能性があるからです。
幼虫を飼うとき、幼虫を拾ってきた場所の土を利用しがちですが、他の虫やダニがいるのでできればお店で売っている幼虫用のマットを用意しましょう。ホームセンターの一画にカブトムシコーナーが夏になると設けられるので楽といえば楽ですね。
カブトムシも買えますが、幼虫も売ってるみたいですね。子供としては捕りに行くのが8割がた楽しいと思うんですけど、都会だと虫を取る林もなかなかないですもんね。
カブトムシの幼虫の育て方
もしカブトムシの成虫をオスメスで買っていて卵が産まれていたならば、死んだカブトムシやら木材など入ってるものは全部取り除いてカブトムシ用の腐葉土と卵だけにします。
腐葉土は時々乾かないように水をスプレーしていつも湿らせておきます。2カ月くらい様子を見ていると、その間に卵から孵化して脱皮を繰り返し、良く見る白い幼虫になります。そこまで大きくなったら腐葉土からお引っ越しします。
幼虫専用のマットが売っているのでそれを大きめのケースに入れかえます。1匹でけっこうな場所を使うので複数匹飼う場合は洋服を入れるようなプラケースを利用している方もいます。これで10数匹ほど飼えるようです。
幼虫用マットは成虫用とは違うのでよく見て買いましょう。幼虫用はクヌギなどの木を砕いてできたものですので木の名前などが書いてあるのを目安にするとよいです。
幼虫は湿ってる状態でないとだめなので、常に霧吹きで湿らせましょう。じゃばじゃばに入れてしまうと腐ってしまうし幼虫が窒息しますので加減が大事です。冬の間は冬眠しているみたいなものなので、エサもほとんど食べずにいますので湿り気だけに気をつけましょう。
春になると活動しだして、エサをたくさん食べるようになるので表面のフンを片づけてあげて新たに朽木マットを追加してあげましょう。
幼虫のエサって何か特別に売ってるのかと思うかもしれませんが、幼虫は朽木を食べています。ですから、朽木を常に追加していけば寝床とエサが間に合うのだから楽ではありますね。5~6月ころに幼虫からさなぎになり、夏の初めには成虫になります。
幼虫でいる期間が大半の人生ですね・・・
まとめ
今回はカブトムシの幼虫の育て方についてまとめてみました。クワガタのほうがかっこいいと言ったりもしますが、なんせハサミで指をはさんでくるから怖いです。ですから私はカブトムシのほうが好きですね。
スイカの汁を飲んでいるカブトムシの口を見てるのが好きでした。11か月は土の中で外に出られるのは1か月なんですね。蝉の寿命はもっと短いですが、夏の虫は命短しですね・・・