お盆の季節が近づいてくると、今年のお供えどうしようかしら?
なんて会話が聞こえてきそうですよね。
お供え物でも、お線香や和菓子、洋菓子などもありますが、毎年同じものより少し違ったものも良いのでは?など、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そこで、お供え物についての情報をご紹介しましょう!
お供え物は、和菓子や洋菓子が良い?
お供えとは、ご先祖様や故人にお供えするものなので、生前好きだったものをお供えすることが一般的です。
しかし、お供え物は仏壇にいらっしゃる仏様へも感謝の思い、そして敬意を表し、お供えをするという意味合いもあります。
お盆の期間、仏壇の前にお供えしておくということなので、日持ちするものが良いです。
和菓子などは、日持ちするものが多いのと、包装してあるのでお寺へも持って行きやすいこともあり、選ばれていることが多いです。
また、親戚のところへ持って行くお供え、お寺へ持って行くお供えでも少し違っているので紹介しましょう。
お寺の場合は・・・?
例を挙げると・・・
- おせんべい
- お饅頭
- クッキー
など、お菓子が一般的です。
親戚や実家、知り合いのところの場合は・・・?
例を挙げると・・・
- お菓子
- 季節のフルーツ
- お線香
- ろうそく
- 花束
- ご先祖様が好きだった食べ物
などが一般的です。
お盆で久しぶりに帰省するといった方もありますよね。
その場合は、お土産がてらということで、その地域の特産物をお供えにするのも良いです。
このように、お寺と親族や知り合いなどで、お供えするものの基準も少し違ってはいますが、お供えをするということは、気持ちを表すものなので、難しく考えすぎず、気持ちのこもった品物を選ぶのが1番良いですね。
私がお供えとして持っていたことのある品物では、缶ジュースやペットボトルなどの飲料水もお供えにしています。
お盆の時期ということで、暑さで仏様やご先祖様も喉を潤したいのでは・・・?
ということから、お菓子以外にもお供えすることもありますよ。
また、祖母にどんな品物を用意した方が良いのか聞いたところ、周りと同じようなものではなく、少し違ったものを用意してほしい。
と頼まれたことも有りました。
御下がりとして、持ち帰ってもらうときなどに、同じものが重なるより、違ったものがあるほうが嬉しいという理由からだそうです。
なので、一度訪確認することが出来るのであれば、確認してからでも良いかもしれませんね。
お供え物の相場とは・・・?
おおよその金額ですが、3,000円~5,000円が相場となっています。
お盆のお供えは、毎年のことなのであまり張ってしまうと、来年も同じように・・・
ということが難しくなってしまうこともありますよね。
自分のできる範囲で、気持ちのこもった贈り物をするといった感じで良いのではないでしょうか。
また、お供えで品物ではなくお金を包む方もいらっしゃいます。
お菓子などの品物をたくさんいただく場合には、食べきれなかったり、処分に困る場合も考えられます。
なので、気配りとしてお金をお供えとして包むこともあります。
お金を包む場合であっても、品物をお供えするときと同様、おおよそ3,000円~5,000円を目安として包むと良いです。
お金を包む時の表書きですが、地域によって異なる場合もありますが一般的には
- 御仏前
- 御沸前
- 御供物料
と書かれている表書きを使いましょう。
お供えの仕方と注意点
お供え物を用意する場合には、品物そのままを出してしまうと失礼ですよね。
なので、「のし」や「掛け紙」といった物を付けます。
お供え物を店頭で買った時に「お供えの紙を付けてください」と一声かけると、その地方にあったのしを付けてもらうことができるので、初めての方でも安心してくださいね。
お供え物の表書きは、地方や故人が亡くなられた日によって書き方は様々なのですが、共通して使えるのは「御供」です。
お盆期間は、お仏壇のお供え物を絶やしてはいけないというのがマナーです。
頂いたお供え物を開封せずに、箱のままや封をしたままなどになってしまうと失礼に当たります。
お供え物を仏壇にあげる際には、お供えしたものがどのようなものかご先祖様が分かるよう、すぐに食べられる状態にしてお供えをしましょう。
例えば・・・
果物ならば、綺麗に洗い皮をむいて、フォークを添えてお供えするとすぐにご先祖様もごちそうになれますよね。
また、お仏壇にあげたお供えは、朝に備えたものは午前中には下げ、無駄にならないように家族で食べるというのが本来のマナーです。
ご先祖様は、お供えした食べ物の香りを召し上がるので、それが消えるころには下げて良いのです。
~まとめ~
お盆のお供えについてご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
地域によっても異なることがあるという事実もありますので、すべてこの通りとはいかないかもしれませんが、参考になっていると嬉しいです。
私も、初めてお供えをするとなった時には、どのようなものを選べばいいのか母に相談しました。
身近に聞ける方があるのであれば、一度声をかけてみるのもいいかもしれませんね。
家族や親戚で、ゆったりとしたお盆をお過ごし下さい。