お盆 海水浴

 

子供は夏休みでも父親は長期連休があるのがお盆くらいの会社も多いのでお盆に海水浴に行くという人もいるかもしれません。
しかし私が子供のころからお盆にはクラゲが出るから海には行くなと言われていました。
とはいえ?子供のころを思い返すとうちも自営業でしたからお盆くらいしか休めなかったはずですが海水浴に行っていました。
実際のところはどうなのか調べてみました。

 

 


海水浴場に発生するクラゲ

日本に発生するクラゲの種類はいくつかあります。
「ミズクラゲ」「アンドンクラゲ」「カギノテクラゲ」「アカクラゲ」「カツオノエボシ」です。

ミズクラゲ

発生時期は6月~8月が多いです。15cm~30cmで透明感のあるかわいい見た目で水族館でよく見かけます。

海水浴場でもよくいるクラゲですが刺されても痛くないし、一般的には刺されても無害なことが多いです。
柔らかい場所を刺されるとチクチク痛むことはありますが、腫れたりなどはないです。
予防としてはラッシュガードを着るとか日焼け止めを塗ると触手が直接触れないので多少防げます。

アンドンクラゲ

発生時期は6月~8月でお盆以降に海水浴場に出没します。2~3cmの小型クラゲです。別名電気クラゲとも言います。
長い触手が伸びていて長さは20cmほどあります。
良く言われる「お盆になるとクラゲが出る」のクラゲはアンドンクラゲのことを差しています。
しかし、最近は温暖化が進んでいる影響でお盆前でも出現するようになりました。
アンドンクラゲに刺されるとびりっと激痛が走り触手が触れた部分が赤くミミズ腫れになります。
とはいえ命にかかわるようなことはないのですがすごく痛いこととミミズ腫れのあとが数週間残るので精神的には怖い思いをするかと思います。
予防は全身防御するしかないです。小さいため肉眼で確認する前に刺されてしまいますので、上半身はラッシュガードで下半身はスポーツ用タイツをはきます。
他の露出部分にはクラゲ除きローションを塗ります(便利な商品が出ていますね!)

 

 

カギノテクラゲ

発生時期は3月~9月初旬くらいです。大きさは2cmほどでこちらもかなり小さいですね。
触手が90本以上あり、非常に強い神経毒があります。
アンドンクラゲほどは数がいないので遭遇する確率はあまりありません。
海水浴場でも岩場を好むので、砂浜のほうにはあまり存在しないのでお子さんのいる方などは大丈夫そうです。
カギノテクラゲに刺されるとびりっとした激痛があります。アンドンクラゲと最初はにていますが、1~2時間ほどすると全身症状があらわれてきます。
神経毒ですので、関節痛や呼吸困難、咳・鼻水、吐き気、頭痛、痙攣、寒気、チアノーゼなどを起こすことがあります。
しかし刺されることで命にかかわることはほとんどないのですが、深いところにいると溺れる可能性があるので刺されたと思ったらすぐに陸にあがりましょう。
予防はアンドンクラゲと同じです。海藻にいることが多いので、海藻に触らないということも予防になります。

アカクラゲ

発生時期は11月~5月です。9cm~15cmほどで触手は2mにもなる場合があります。
しかし発生時期を見てみるとわかるように夏とは無縁のクラゲでした。
冬場のサーファーなどが被害にあいやすいクラゲです。
まれには夏場にも出ることはあるようですがめったにないです。
発生場所は太平洋側が多いです。
刺されるとやけどに近い痛みが走り、ミミズ腫れになったり水ほうになったりします。
予防はアンドンクラゲと同じです。

カツオノエボシ

発生時期は3月~8月ですが、普段は沖合にいます。台風のあとなどに砂浜に打ち上げられていたりします。
10cmの大きさで青く透明なビニールのような見た目ですので、間違って触らないようにしましょう。
刺されると電気が走ったような激痛があります。
触手は10~50cmくらいあって刺されると命の危険もあるクラゲです。
刺された後は炎症を起こして腫れあがり高熱が出ることもあります。
傷跡もケロイド状になってずっと残ることもあり、二度目に刺されるとアナフィラキシーショックを起こすこともありますので本当に気をつけてください。
予防はアンドンクラゲと同じです。

 

 


お盆に海に行ってはいけないという迷信

最近の子供は知らないかもしれないですが、私は子供のころにどこかで耳にしました。
といっても私の住んでいる県は「海なし県」ですので自力で行くのは不可能だから言われたとしても「へぇ~」で終わる話ですが。
ジャンルとしては都市伝説に近いものなので証明しようもない話です。
お盆には海に霊が集まってくるというものです。
霊に足を引っ張られるとかそんな感じのいい伝えがあります。
確かに夏休みなので海や川にレジャーに行く割合は多いので、その中で不注意などで命を落とすことは確かにあります。
ニュースでも必ず子供が溺れたなどというのを聞くので悲しい気持ちになります。
だからって一生海に行かないと言うのもどうかなとは思うのですが。
私が聞くそのいい伝えでは特に長男は水に近づくなというものでした。
ご先祖様が連れていくからというものです。
そのいい伝えが何を根拠に言われているのかを想像してみました。

霊に連れて行かれるとは本当なのか?

一番多いのは霊に足を引っ張られるというものですが、波に足をさらわれるという感じに近いのかもしれないですね。
お盆くらいになるといつもとは異なった波が発生するようになるのですが、これを土用波といいます。
土用波とは沖にあるときはあまり目立たないのですが、海水浴場の浅瀬あたりで突然波が高くなる性質を持っています。
ですからこのような波のせいで足をとられるのかもしれないです。
他に沖にでてクラゲに刺されてしまったために溺れたという可能性もあります。
お盆になると水温が下がってくるようになって、心臓麻痺や足がつるなどの怪我もありえます。
川の事故も多いので水のあるところには注意という意味合いですが、川も見た目は穏やかそうな流れに見えますが急に増水したり深くなっていたりして足をとられることも多いです。
子供には必ず親が付き添うということとハメをはずして遠くまで行かないなときちんとルールを作りましょう。
これでお盆中の事故は防げると思います。

 


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まとめ

今回はお盆中の海水浴についてまとめてみました。
霊というものは目に見えないですので、怖いと思えば怖いしいないと思えば怖くないし受け止め方次第ですね。
個人的には昼間だったら怖くないという感じです。
たくさんの人がいますし、浅瀬にいる分には大丈夫なんじゃないでしょうか。
私自身が泳げないので沖までいけませんから・・・
夏休みの解放感でハメをはずしてしまいがちですから、子供によく言って聞かせて親もちゃんと監視して遠くまで行かないなどのルールを作れば大丈夫かと思います。
親がお酒飲んで子供放置したりしたら絶対だめです!