冷え性って本当にツライですよね。
かくいう私も、これに悩まされてX年の女子。
手足がすぐに冷たくなって冬場にはすぐしもやけが起こるし、肩こりや首コリもひどいし、目の下には常にクマがくっきり。
内蔵も冷えやすいので、腹痛や腰痛、生理痛など各種症状に悩まされてきました(泣)。
しかし!そんな私ですが、生活習慣、特に日々の食事を徹底的に見直したところ、かなり症状が改善。
特にしもやけはかなりマシになり、冬場でもあまり手が荒れなくなりました!
というわけで、ここでは、冷え性に悩まされているあなたのために、ベテランの冷え性女子(?)の私が、効果的な食べ物についておつたえしていきますね!
目次
冷え性に効く食べ物!どんなものを食べたらいいの?
1. 乾燥ショウガ
冷え性にはショウガ、というイメージをお持ちの方、多いと思います。
けれど、生のショウガをそのまま食べても、あまり効果はありません。
というのも、そもそもショウガに含まれている体を温める成分には、「ジンゲロール」と「ショウガオール」の2つがアリ。
このうち、ジンゲロールは生のショウガに多く含まれていて、体の表面を温める作用があります。
しかし!問題は、体の表面を温めるために、内臓など、体の深部にある熱を奪い取ってしまう点。
なので、下手すると、逆に体を冷やしてしまうことにもなりかねません。
これに対し、ショウガを加熱し、乾燥させてできるショウガオールには、体の深部に熱を作り出して、体を温める作用がアリ。
それゆえ、冷え性改善には、こちらの方が有効なのです。
というわけで、冷え性に悩まされている方、是非に乾燥ショウガを試してみて!
幸い、乾燥ショウガパウダー、Amazonや楽天でも販売されているので、私もこちらで購入し、キッチンに常備。
毎日小さじ1杯を目安にお味噌汁やお茶などに入れて服用しています。
2. たんぱく質を多く含む食材
冷え性改善のためには、体の中で熱を生み出し、体を温めるのが必須。
そのためには、まずたんぱく質を摂らなくてはなりません。
というのも、たんぱく質は、消化の過程で、アミノ酸に分解。
その際に多くの消化酵素が活躍するのですが、これによって胃が活発に活動し、結果熱が生み出されるのです。
また、体の熱は、主に筋肉から作り出されるので、その意味でも筋肉の原料となるたんぱく質はしっかり摂る必要がアリ。
特に女性の場合、筋肉量が男性に比べて少ない場合が多いし、ダイエットなどの影響で不足しがちなので、意識的に摂った方がベターです。
というわけで、冷え性改善のためにも、良質のたんぱく質を摂ってほしいのですが、重要なのは、肉・魚・卵・乳製品などに含まれる動物性たんぱく質と、豆製品などに含まれている植物性たんぱく質をバランスよく摂ること。
というのも、動物性たんぱく質には、体の中では作り出せない必須アミノ酸が含まれているので健康&美容のレベルアップのためにも、是非摂る必要があるのですが、問題は、これだけだと、脂質やコレステロールの摂りすぎになってしまうということ。
バランスよくとって、両方の「いいとこ取り」をするようにしましょう。
3. ビタミンB1・B2を多く含む食材
ビタミンB類を多く含む食品も、冷え性にお悩みの方には是非摂ってほしい食材。
というのも、ビタミンB類には、糖質(炭水化物)・たんぱく質・脂質の代謝を高め、「熱」を作り出す作用がアリ。
特に、ビタミンB1には炭水化物の代謝を高める作用、ビタミンB2には脂質の代謝を助ける作用がありますが、体全体のエネルギー源となる上、熱を効率よく作り出すため、冷え性改善にも効果を発揮してくれます。
と、そんなウレシイ効果満載のビタミンB群ですが、ビタミンB1は、豚肉やレバー、かつおやピーナッツ、ビタミンB2は、レバーやウナギ、牛乳やチーズ、納豆、アーモンドなどに多く存在。
代謝をよくするということは、ダイエットにも効果があるということなので、是非に積極的に摂るようにしましょう。
4. 鉄分の多い食材
貧血予防、というイメージが強いですが、鉄分も冷え性改善には効果的な栄養素。
というのも、鉄分には、赤血球のヘモグロビンの構成成分として、体のあらゆる臓器に酸素を運ぶ働きがアリ。
臓器はその酸素をもらって動き、熱を生み出すので、鉄分が不足してしまうと十分に熱が作り出せず、どうしても体が冷えてしまいがちになるのです。
というわけで、冷え性の方には是非鉄分、摂ってほしいのですが、そんな鉄分には肉や魚などの動物性食品に含まれる「ヘム鉄」と、野菜や大豆などの植物性食品に含まれる「非ヘム鉄」が存在。
この2つ、吸収率が大きく違い、ヘム鉄が10~20%であるのに対し、10~20%、非ヘム鉄は1~6%とかなり低め。
なので、自分、貧血気味だし、鉄分不足かも~、という自覚のある方、まず動物性食品に含まれている「ヘム鉄」を優先的に摂るように心がけて!
ヘム鉄は、肉類ならレバーや赤身の肉、魚介類ならカツオやアサリ、シジミなどに多く存在。
一方、小松菜や豆製品などに含まれる非ヘム鉄は、1でご紹介したたんぱく質や、4.でご紹介するビタミンCを合わせてとることで、吸収率を上げることが可能。
上手く組み合わせて、効率よく摂るようにしましょう。
5. ビタミンCを多く含む食材
4.で少しご紹介したように、ビタミンCも冷え性に効果的な栄養素。
鉄分の吸収を高め、また、毛細血管の機能をよくする作用がアリ。
その上、血液をサラサラに保ち、スムーズな血液循環をサポートする働きもあるため、特に末端冷え性にお悩みの方には、かなりパワーを発揮してくれる栄養素です。
とそんなウレシイ効果満載のビタミンCですが、野菜ならブロッコリーやキャベツ、果物ならイチゴや柑橘類、またイモ類にも結構多く存在。
残念ながら、ビタミンCは水溶性ビタミンで、体の中に蓄えることができないので、毎日こつこつとるようにしましょう。
6. ビタミンEを多く含む食材
ビタミンEには、ビタミンC同様、血液をサラサラにし、血行を促進する働きがアリ。
また、毛細血管を広げる働きもあるので、やはり末端冷え性をはじめ、生理不順や生活習慣病の予防・改善にもつながるとするとされています。
そんなお役立ち過ぎ!なビタミンEを多く含むのは、アーモンドやピーナツなどのナッツ類やひまわり油などの植物油、野菜ならかぼちゃや大根の葉など。
大根の葉、って食べ方分からないし~、とつい処分してしまいがちですが、実は上でご紹介したビタミンB1・B2、ビタミンCも多く含むかなりの「逸材」。
ビタミンEは脂溶性のビタミンなので、油と調理すると吸収率が上がるので、油炒めにするなどして効率よく頂くようにしましょう。
まとめ
- 乾燥ショウガ
- たんぱく質を多く含む食材
- ビタミンB1・B2を多く含む食材
- 鉄分の多い食材
- ビタミンCを多く含む食材
- ビタミンEを多く含む食材
いずれも、冷え性改善には効果的な食べ物。
決して手に入りにくい食材ではないですし、冷え性はもちろん、全身の健康&美容のレベルアップにつながるので、是非に毎日の食生活に採り入れてほしいものばかりです。
ただし!どれもこれだけ摂っていればOK!というものではないので、注意して!
あくまでバランスのよい食生活を心がけ、また睡眠不足や、冷たい物の摂りすぎ、運動不足なども冷え性悪化につながるので、生活習慣全体を見直すようにしましょうて。
体の隅々まで血行の良いぽかぽか体目指して、頑張りましょうね!