敏感肌って本当に厄介ですよね。
かく言う私も、そんな敏感肌に悩まされてきた女子の一人。
季節の変わり目や生理前など、肌が特に敏感な時期になると、それまで使えていた化粧品が全てアウトになることは珍しくなかったし、香料とか石油系の界面活性剤など、ちょっと刺激の強い成分の入ったコスメを使うと、肌がぴりぴりして、腫れ上がるなんてこともしばしば。
その度に皮膚科に駆け込み、お医者さんに叱られる→泣きながら治療に励むというプロセスをイヤというほど繰り返してきました。
もちろん、自分がどんな成分に弱いのか、しっかり把握はして、それを避けるようにしたり、スキンケアにも力を入れてはきたのですが、最近になり、食生活を見直すことで、敏感肌の改善が可能であることを発見。
実際、今かなり気をつけるようになってはいるのですが、我ながら肌、結構コンディションよくない?という状態にまで持っていくことができました(自画自賛?)。
というわけで、ここでは、長年敏感肌に悩まされてきたこの私が、その改善に効果を発揮してくれる食品について、詳しくおつたえしていきますね!
目次
敏感肌に効く食べ物!:どんなものを食べたらいいの?
1.良質のたんぱく質を多く含む食品
敏感肌の方にまず摂ってほしいのが、良質のたんぱく質。
三大栄養素の一つだけあって、非常に重要な役割を持っていますが、筋肉をはじめ、髪の毛、爪、内臓、そして皮膚を作る原料となっています。
なので、もしたんぱく質が不足してしまうと、肌のバリア機能が低下し、外からの刺激に弱い状態に。
肌の老化も進んでしまうので、いいことなしです。
そう言えば、私もダイエット中、野菜中心の生活を送っていたところ、ただでさえ敏感なお肌がさらに敏感になり、トラブルが頻発。
幸い、普通の食生活に戻したところ、結構すぐにマシになりましたが、たんぱく質って、お肌のバリア機能に大きく関わっているんだな、ということを身をもって実感しました(泣)。
なので、敏感肌でお悩みの方、まずたんぱく質はしっかり摂って!
肉類、魚介類、卵、乳製品などの動物性食品には人間の体内では作れない必須アミノ酸が含まれていますし、納豆や豆腐などの植物性食品にはコレステロールや脂質が少ないというメリットがそれぞれアリ。
それぞれの「いいところ取り」をして、バランスよくとるようにしましょう。
2・ビタミンAを多く含む食材
ビタミンAも、敏感肌でお悩みの方には是非摂ってほしい栄養素。
というのも、敏感肌の方は、お肌のターンオーバー(生まれ変わり)が乱れ、古い角質が残っていて、新しい健康なお肌に入れ替わっていないことが多いのですが、ビタミンAには古くなった角質が剥がれ落ちるのを促す働きがアリ。
また、皮膚や粘膜の働きをよくして、病原菌やウイルスの侵入をブロックするパワーもあるので、敏感肌解消にはうってつけの栄養素です。
と、そんなビタミンAが多く含まれているのは、動物性食品ならレバーやチーズ、植物セ食品ならニンジン、カボチャなどの緑黄色野菜。
ただし、ビタミンAは、摂りすぎると頭痛や吐き気などの副作用が起こることもありますし、特に妊婦の方はお腹の赤ちゃんに悪影響が出る場合があるので、くれぐれも摂りすぎには注意して!
日常の食生活ではそう心配することはありませんが、サプリメントなどを利用されている方はくれぐれも注意してください。
3.ビタミンCを多く含む食品
ビタミンCも、敏感肌の解消には欠かせない栄養素です。
というのも、ビタミンCにはコラーゲンの生成をサポートするという重要な働きがアリ。
コラーゲンは、肌の弾力やハリを保ち、また敏感肌の原因であるお肌の乾燥を防ぐために必須の栄養素。
それゆえ、その生成を助けてくれるビタミンCは、外からの刺激に強い健康なお肌作りには欠かせない存在なのです。
と、そんなビタミンCを多く含むのは、ほうれん草やブロッコリー、カボチャなどの緑黄色野菜やイチゴや柑橘類などの果物、またじゃがいもやサツマイモなどのイモ類。
また、緑茶やローズヒップティーなどの飲み物にもビタミンC,結構含まれていますので、是非採り入れてみてください。
4.ビタミンEを多く含む食品
血行をよくする作用のあるビタミンE。
その作用で、お肌を健康に保つ上で欠かせない栄養を補給し、またお肌の細胞の新陳代謝を促進。
その結果、しっかりと水分を蓄えることのできる角質を作り、またバリア機能を高めて、外からの刺激に強いお肌を作ってくれるのです。
また、ビタミンEには強力な抗酸化作用も備わっていて、肌トラブルや老化の原因となる活性酸素を取り除く作用がアリ。
活性酸素は、紫外線を浴びることで発生するので、特に紫外線の強い時期にトラブルを起こしやすい敏感肌の方には無視できない栄養素です。
と、そんなビタミンEを多く含むのは、アーモンドやピーナツのナッツ類やひまわり油などの植物油、その他カボチャや卵など。
ちなみに、私のオススメはカボチャ。
2.でもご紹介したようにビタミンAも豊富だし、ビタミンCも結構多いので、敏感肌解消はもちろん、美肌作りには超お役立ちの食材。
糖質が多いので、食べ過ぎには要注意ですが、食物繊維も多いしお腹のもちもよいので、是非採り入れてみてください。
5.亜鉛を多く含む食品
ミネラルの中では若干地味な感じの亜鉛(←個人の見解です(笑))
しかし、ビタミンと並び、肌の健康を保つには欠かせない栄養素です。
というのも、亜鉛は細胞が分裂し、増殖するために必要な成分。
そのため、亜鉛が不足すると、細胞の生まれ変わりがうまくいかなくなり、肌のかさつきや皮膚炎などのトラブルも起こりやすくなってしまいます。
なので、敏感肌や肌トラブルにお悩みの方、それ、亜鉛不足が原因かも知れないので、是非食生活を見直してみて!
亜鉛は肉類であれば牛肉や豚レバー、魚介類であればカキやホタテ、その他ゴマや納豆、卵などにも存在。
肌はもちろん、全身の健康&美容維持に重要な役割を果たす割に、不足しやすいミネラルなので、しっかり摂るようにしましょう。
ゴマとか納豆であれば、比較的お手軽に摂れますし、サプリメントもいろいろ出ているので、頼ってみるのもいいかもしれません。
6.セラミドの豊富な食材
人間の肌の角質層に存在する成分・セラミド。
細胞と細胞の間で水分や油分を蓄える働きを持ち、紫外線や細菌などの刺激から肌を守ったり、肌のうるおいを保つ働きもあるので、是非積極的に摂りたいものです。
と、そんなセラミドを多く含むのは、こんにゃくいもや米(米ぬか)、小麦(小麦胚芽)、大豆など。
ちなみに、セラミドにはメラニンの合成を抑え、シミやそばかすを防ぐ美白効果もあるのだとか。
美肌を目指す方、是非積極的に摂るようにしましょう。
おわりに
- 良質のたんぱく質を多く含む食品
- ビタミンAを多く含む食材
- ビタミンCを多く含む食品
- ビタミンEを多く含む食品
- 亜鉛を多く含む食品
- セラミドを多く含む食品
どの食品も、敏感肌解消はもちろん、全身の健康に大きく関わるので、是非日常の食事に採り入れてほしいものばかりです。
逆に、敏感肌の方は控えた方がいいのが、血行が悪くなってしまう冷たい食べ物や飲み物。
肌の代謝を悪くしてしまうので、注意するようにしましょう。
また、カフェインの摂りすぎはお必要なビタミンを排出してしまうなどの作用があるのでこちらも注意して!
また、お酒も、アルコールの分解に水分が必要になるので、体やお肌が水分不足になり乾燥肌を招いてしまいかねないので、適量を心がけるようにしましょう。
あと、食生活はもちろんですが、例えば睡眠不足や、紫外線の当たりすぎ、間違ったスキンケア法なども肌のバリア機能低下→敏感肌の原因となっていることが多いので要注意。
必要であればお医者さんに相談しながら、そちらの方も見直すようにしましょう。
毎日こつこつ取り組んで、丈夫で美しい肌を目指して頑張っていきましょうね!