お彼岸って、どういうこと?!
~お彼岸についてまとめてみました~
お彼岸という言葉を耳にしますよね。
いつの時期を言うのか、知っていますか?
また、お彼岸における常識いをご存知ですか?
耳にはしているし、毎年の行事として行われている方も多いかもしれませんが、常識として知っているようで意外と知らないことも、出てくるのではないでしょうか。
私自身も、知ったかぶり・・・になっている部分もありましたので、お彼岸について調べてみました。
お彼岸とは何?!
お彼岸と聞くと、どのような印象、どのような認識をお持ちですか?
多くの方が、お盆などのようにお墓参りを思い浮かべられる方も多いのではないでしょうか。
お彼岸も、ご先祖様を供養する日として毎年行われていますよね。
お盆と大きく違うところは、春と秋、2回に分けて行われるというところが特徴の1つです。
春分の日、秋分の日がありますよね。
ここから詳しい話へと入っていきますね。
まず、お彼岸の”彼岸”という言葉に着目してみましょう。
“彼岸”とは、煩悩を脱した悟りの境地のことをさし、あの世のことを示しています。
その境地は、西にある言われています。
そして、あの世に対し、この世のことを”此岸”と言います。
煩悩や苦悩に満ちた世界のことを示しています。
此岸とは、彼岸の西の境地とは逆の東に存在すると言われています。
太陽は、一般的に東からのぼり、西へ沈むとされていますよね。
春分の日、秋分の日だけは、太陽が真東からのぼり、真西に沈みます。
このことから、極楽浄土がどこにあるかお分かりになりましたか?
西の境地が、彼岸ということから、極楽浄土は西に存在するとされており、春分の日、秋分の日は、真東から真西へということで、はっきりとその位置が分かる日であるとされています。
このことを主として考えていきましょう。
先ほどもお話ししましたように、極楽浄土がはっきりとわかる日こそ、ご先祖様に一番お近づきできる日ですよね?
お盆は、家で私たちは待って過ごし、ご先祖様に家まで来ていただくことを、お迎えする日とされています。
しかし、お彼岸は家でお迎えするのではなく、こちらから会いに行くといった日になります。
少し違いからお分かりいただけたでしょうか。
春分の日、秋分の日はお彼岸であり、祝日でもありますよね。
春分の日は、法律上で自然を讃え、生物を慈しむ日。
秋分の日は、法律上でご先祖様を敬い、亡くなった人を忍ぶ日。
とされています。
お彼岸は大きく2つとされていますが、そこにも違った意味がありました。
詳細を説明してきましたが、お彼岸が何なのかということをまとめると・・・
春の種まきや秋の収穫、自然に対する感謝やお祈りがご先祖様に感謝する気持ち。
ということで、大切な行事とされています。
お彼岸とはいつ?
お彼岸は、春分の日と秋分の日の2つの時期にあるというお話をしましたよね。
その前後3日間の合計7日間をお彼岸と呼びます。
2017年で説明すると・・・
春のお彼岸の時期は、2017年3月17日〈金曜日〉から3月23日〈木曜日〉
秋のお彼岸の時期は、2017年9月20日〈水曜日〉から9月26日〈火曜日〉
となります。
春分の日は、終わってしまいましたが、秋分の日のお彼岸には間に合いそうですね。
時期も分かったので、少しずつ準備を始めましょう!!
お墓参りの仕方
お盆でお墓参りをする方が多いので、ご存知の方も多いとは思いますが、おさらいもかねながらお話ししていきますね。
お墓参りは、親族やご家族みんなで行くことをお勧めします。
お墓は、先祖代々の方々がおられますので、皆さんでお守りしていくものです。
お墓参りをする際には、まずお墓の周りの掃除を行いましょう。
雑草が生えていたり、ゴミなどが周りに散らばっていると、ご先祖様も居心地悪いですよね。
気持ちよく過ごすためにも、細かいところは汚れをしっかりとブラシなどでこするなどして、清潔にしてあげましょう。
墓石には、水をかけても構いません。
しかし、丁寧にご先祖様の気持ちを考えながら少しずつかけるなど、思いやりの気持ちを忘れずに行うことが大切ですよ。
持ち物としましては・・・
- 線香
- ろうそく
- マッチ
- お花
- お供え物
を用意していくと良いでしょう。
※お供え物としては、故人の好きだったお菓子や果物を用意するようにしてくださいね。
お供えの仕方としては・・・
お菓子や果物を直接置くことは失礼にあたりますよね。
ですので、2つ落ちにした半紙の上に置き、水鉢には綺麗な水を入れてあげましょう。
お花をお供えする際には、長さを調節し、供えます。
以上のことが、お墓参りをする時の基本事項となりますので、覚えておいてくださいね。
まとめ
お彼岸にまつわることをお話ししてきましたが、いかがだったでしょうか?
少しでも知識として知って頂けていれば嬉しいです。
言葉では知っていても、いざどのような意味合いがあるのかなどは、調べてみないと分からないことも沢山出てきますよね。
お彼岸の中でも1番近い秋分の日に、西に向けて手を合わせ、ご先祖様への感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。