早いもので、もうすぐ母の日がやってきます。今のような母の日が始まったのは、100年ほど前のアメリカからということですが、すっかり日本でも定着した行事になっていますね。またご存知のように母の日は、年ごとに日にちが変わっていきます。さて、2017年の今年は一体いつが母の日なのでしょうか?

 

 


母の日の起源

母の日の起源については、アメリカのフィラデルフィアに住んでいたアンナ・ジャービスという少女が、自分の母親を亡くしたことをひどく悲しんで、生前に母を敬おうと働きかけたのがきっかけとされています。

やがて、1914年に、時の大統領だったウィルソンが、5月の第2日曜日を「母親のための記念日」と制定し、国民の祝日となります。

カーネションが大好きだったアンナの母親の祭壇には、白いカーネションが飾られたといいます。このことから、後に母親が健在な場合には、赤いカーネーション、既になくなっている場合は、白いカーネーションを贈ることが習慣化しました。

この他にも、古代ギリシャ時代の春祭りが始まりとする説や、17世紀ころのイギリスで、出稼ぎ労働者を1年に1回、母親に会わせるために日曜に帰したとする説など、諸説があります。


2017年母の日はいつ?

上に書いたように、5月の第2日曜日が「母の日」と決められているので、2017年の今年は、5月14日ということになります。

ちなみに来年の2018年の母の日は5月13日で、昨年の2016年の母の日は5月8日でした。
当たり前のことですが、母の日は5月の第2日曜と決められているため、その年の5月1日が何曜日かによって6日間の前後があります。
例えば、5月1日が日曜の場合は、5月8日が母の日、5月1日が月曜日の場合は、5月14日が母の日となります。

 

 

母の日、日本ではいつから習慣化?

1914年、アメリカで母親のための記念日が制定されると、翌年にはそのことが世界中に広まったとされ、日本でも既に1915年にはキリスト教の協会などでは、習慣として取り入れ始められています。

その後、地久節(時の皇后様であった香淳皇后の誕生日で、3月6日)を「母の日」とした時期もあるが普及することはなかったそうです。

本格的に日本で普及するようになったのは、1937年に、お菓子の森永製菓が全国から20万人のお母さんを東京に集めて「森永母の日大会」を開催したのがきっかけとされています。
その後、母の日大会は全国の主要都市でも開催されるようになり、母親への感謝の気持を伝えるために、「母の日」として定着することになりました。

また、あまり知られてはいなことですが、日本の祝日を規定している祝日法の第2条によれば、5月5日のこどもの日は、子どもの幸せを願うことはもちろんのこと、母に感謝することも、その趣旨に含まれています。

まとめ

母の日は、毎年5月の第2日曜日。今年2017年は5月14日です。母の日の起源は、おおよそ1世紀程前のアメリカとされていますが、日本では1937年にお菓子メーカーが開催した母の日大会が全国的に広がって定着しました。

自分のことを思い出してみると、結婚してしばらくの間は義母に通販の花束を贈っていましたが、いつしか途絶えてしまいました。ましてや自分の母親となると、間に合わせで買ったスイーツを贈ったことくらいしか思い浮かびません。

そんな母親も、今年は米寿を迎えますが、これまで病気一つしなかったのに、昨年末に入院をする羽目になってしまいました。母の日だけに限らず、普段からこれまでの恩に感謝して孝行していきたいと思います。