栗 栄養

 

秋の味覚といえば、野菜や果物、お魚と美味しいものが沢山ありますよね?

その代表の1つに「栗」があります。

実は栗って、りんごやみかんと同じ果物の仲間ってご存知でしたか?

しかも、食べている部分は 実ではなく種 なんです!!

栗には小さいながらもたくさんの栄養が詰まっており、お子さんにもぜひ食べさせてあげたいものです。

そこで、今回は栗の栄養は?アレルギーってあるの?離乳食には使える?栗の保存方法は?についてご紹介します。

 

 


栗の栄養は?

栗は小さいながらも、栄養価も高くカロリーも高いため、エネルギー補給に向いた食品です。

栗に含まれる主な栄養価には、以下のようなものがあります。

ビタミンB1

糖質やアミノ酸の代謝を促してくれる要素。
疲労回復に効果があります。

ビタミンB2

脂質やタンパク質、炭水化物をエネルギーに変え、代謝を促します。
また、美容や成長、ダイエットにも効果があります。

ビタミンC

風邪を予防したり、肌を健康に保つのに必要な要素です。
ビタミンCは熱に弱いことが知られていますが、栗に含まれるビタミンCは、でんぷん質に含まれているため壊れにくい特徴を持っています。

葉酸

造血作用があり、貧血予防や葉酸をより多く必要とする妊婦の方には必要な要素です。

カリウム

余分なナトリウムを体外へ出す作用があるため、高血圧や動脈硬化の予防に効果があります。

食物繊維

便秘改善や腸内の悪玉菌を減らし腸内環境を整える効果があります。

タンニン

渋皮には、ポリフェノールの一種であるタンニンが多く含まれており、抗酸化作用によってがんの予防や老化の防止に効果があります。

亜鉛

不足すると、味覚障害や抜け毛、肌荒れなどを引き起こすといわれています。
現代人に不足しがちな栄養素の1つとされています。
栗はさまざまな栄養素を含んでいることがわかりますね。
カロリーは高めですが、脂肪分が少ないのでダイエットのおやつとしても適しています。もちろん適度な量にかぎりますが、、、。

アレルギーってあるの?

栄養価も高く、美味しい栗。
しかし、栗はアーモンドやくるみと同じナッツ類にも分類されるので、アレルギーに注意が必要です。

では、どのような症状がでるのでしょうか?
主な症状は、かゆみや湿疹、ただれなどが全身や体の一部にあらわれます。

特に小さなお子さんは、ほっぺたや、腕の関節などに赤みがでることが多いです。

また、触っただけ、匂いをかいだだけでも発症してしまったり、皮膚の症状だけではなく、喉の不調や喘息に似た症状が出ることもあります。

重症の場合は、かゆみなどの皮膚症状が一気に全身に広がったり、呼吸困難に陥ったりすることもありますので、注意が必要です。

 

 


離乳食には使える?

 

 

栗は栄養価も高く、甘みもあり、水分を加えると飲み込みやすくなるため、離乳食には使われることが多いです。

ただし、ナッツ類同様アレルギー反応が出やすい食材のため、初めてあげる時には注意が必要です。

他の食材でも同じですが、初めて食べさせる時には、かかりつけの病院が開いている時間帯に、1日1さじに留めて様子を見てあげましょう。

ナッツ類でアレルギー反応が出たお子さんについては、あげるのを控えてくださいね。

アレルギー反応としては、皮膚に症状が出やすいので、赤みやかゆみが出ていないかをチェックしてみてください。

このように、栗を離乳食に使用する場合は注意も必要ですが、栄養価も高く美味しい栗をぜひお子さんにも食べさせてあげたいですよね。

離乳食に使用する場合には、

  • 栗を洗い、水につけ1日アク抜きをする。
  • しっかりと茹でるか蒸す。
  • 鬼皮や渋皮をしっかりと取る。

これを行ってから、お子さんの時期に合わせた調理方法で作ってあげてくださいね。

 


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栗の保存方法は?

栗は、寒い環境におくと自分を守るために糖度が増すので、常温保存よりも冷蔵保存の方が適しています。

栗は洗わずに(汚れがきになる場合は拭き取る。)
新聞紙で包んでから、ビニール袋などにいれて冷蔵庫の1番冷える場所にしまいましょう。
(チルド室か冷蔵庫の1番下の奥が適しています。)

冷凍保存もできます。
その場合は、フリーザーバッグなどに入れて空気を抜いて保存しましょう。
解凍すると、栗がフニャフニャになってしまうので、そのまま調理するようにしましょう。

ただ、栗の鬼皮と渋皮の間に虫が侵入している場合もあるので、下処理をきちんと行ってから上記の保存方法をすると、安心して保存出来るでしょう。

下処理の方法

  1. 2リットルの水を沸かし水温が80度になったところで、栗を1リットル入れる。
  2. 弱火にして水温が80度以上にならないように1分間つけたら、水を切る。
  3. 栗の表面が乾く程度に陰干し。

栗は、低温で保存すると少しずつ糖度を増していき、4~6週間で糖度はもとの3倍程度にもなります。
一方、常温で保存した場合は、糖度の変化はほとんどありませんので、冷蔵庫での保存をおすすめします。

まとめ

いかがでしたか?

秋の味覚の一つ 「栗」。

アレルギーなどの注意は必要ですが、優れた栄養と効果を持っています。

栗ご飯に焼き栗、スイーツなどさまざまな料理に使えるので、ご家庭で色んな栗料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?