子宮内膜症 子宮筋腫 検査

 

実は私は子宮内膜症を持っていますが、原因はまだイマイチ不明なのですよね。
病気全般に言えることですけど、原因はきっと1つだけじゃないんでしょう。

私は偶然子宮頚がんの検診に行ったときに内診をしてチョコレートのう胞があることがわかって子宮内膜症なんだと知りました。

市の検診でも子宮がん検診は行われていますが、こちらは内診をしてくれないのでがん検診以外のことはわからないのです。

子宮内膜症や子宮筋腫は自覚症状がない人もなっていたりするので、何年も検診をしていない、検診カーでしかしたことがないという人はたまには婦人科で検診をしてみてください。

 

 


子宮内膜症の検査

子宮内膜症の人は生理痛がひどいというのが普通だと思いますが、私のようにまったく痛くない人もいます。

痛みの原因は癒着かなと思うんですが、私はMRIで癒着が相当ひどいから生理痛もかなりひどいでしょう?と先生に言われました。
まったく痛くないと言ったら「ウソ!?」と驚かれました。

子宮後屈にもなっていて腸と卵巣と子宮がべったりくっついてる画像を見たのでひどいんだと思いますが、生理痛もないですし排便痛もないです。

奇跡でしょうか?私みたいなのはラッキーな人なのかもしれません。
あるいは頑丈にくっついていて一体化しているから痛くないのか?それはそれで怖いです。
しかし成長過程でも生理痛がひどかったことがなく、鎮痛剤を人生の中で飲んだことがほとんどないです。

子宮内膜症は通常子宮内にしかない内膜がそれ以外のところに飛んでしまうことを言います。
私は卵巣に飛んだため卵巣内に血液がたまり「チョコレートのう胞」ということで発覚しました。
これは目に見える部分に症状が出たため確定できましたが、内膜が肺や腸や膀胱などに飛んでも他の病気と区別しにくいしわかりずらいこともあり、もしかしたら内膜症かも?という手探り状態です。

肺ですと、生理のときにだけ息が苦しくなるなどがあります。
腸ですと生理のときに血便が出たりするわけですが、生理のときに血便出ても見分けがつかないですよね・・・
膀胱も血尿がでても・・・やはりわかりずらいです。

婦人科で検査するのは血液検査とエコーくらいです。
血液検査ではCA125という腫瘍マーカーで内膜症があると高くなる場合が多いため検査に用いられます。
あまりに高いと卵巣がんの疑いが出てきますが、私は200ありました。
正常値は35だったのでちょっと怖かったですが、がんだともっと高くなる場合が多いようです。
逆に正常値なのにがんだったということもあり、CA125の数値でがんを確定することはないです。

エコー検査では子宮や卵巣の状態を見ます。
私はこれで卵巣に血液がたまっていたのでわかりましたが、なかったとしたら内膜症かどうかわからなかったと思います。

他に子宮の筋肉の中に内膜が飛んでしまい「子宮腺筋症」という名前の内膜症もあります。
これもエコーで多少判別はできますが、チョコレートのう胞や子宮腺筋症の可能性がある場合はMRIを撮る場合があります。

MRIは大きい病院にしかないので、紹介状を書かれる場合もありますが個人病院ですとあまり大きくなければ痛み止めを処方するだけで様子見をする場合もあります。
しかし基本的に生理がくるたび悪化するものなので、薬物療法か手術をするか検討した方がいいと思います。

こちらも閉経すれば治ると言われていますが、卵巣の場合は閉経後も悪性化する可能性があるため放置してはいけません。

 

 

 

 


子宮筋腫の検査

検査項目は内診・エコー検査・MRI検査・子宮鏡検査などがあります。
子宮内にできている場合はエコー検査でだいたいわかります。
大きさや数などを調べます。

子宮筋腫は悪性化することはほとんどないと言われていますが、筋腫と似通った病気で「子宮肉腫」というのがあり、また子宮の筋肉にできる内膜症「子宮腺筋症」との区別のためにMRIを撮る場合があります。

正確な大きさや数を確認するためにすることもあります。
大きい病院でみてもらうと内膜症でも筋腫でもMRIは1度は撮る場合が多いです。
子宮鏡検査とは子宮内に直接カメラを入れて状態を確認するものです。
大腸の内視鏡カメラみたいなイメージです。

これはめったにすることはないですが、子宮内膜のすぐ下に腫瘍ができている場合「粘膜下筋腫」を疑われ子宮鏡検査を勧められます。

子宮筋腫は基本的には閉経すると成長が止まるので、ピルを飲んで閉経までやりすごす場合も多いですが、あまりに貧血がひどく筋腫も大きいなどの場合は手術も視野にいれます。
また、妊娠しずらくなるので若い人に出来た場合なども手術を勧められます。

子宮内膜症や子宮筋腫の検査費用は?

内膜症も筋腫も血液検査は保険が効いて2000円くらいです。

内診やエコー検査は保険が効いて3000円くらいですが、病名がついていなくてみてもらいたいという理由ですと保険が効かないので1万円くらいになります。

病気のためにMRIを撮るという場合は保険が効きますが、こちらも自分で撮りたいと申し出た場合は自費扱いになります。
保険が適用されれば6000円~8000円程度です。

高額なので1度撮るとあとはよほどの異常が出ない限りは撮りません。

内膜症や筋腫と診断されて薬物治療となったときはピルですと月2000~3000円ほどの費用です。
黄体ホルモン錠ディナゲスト(常に生理前状態をキープするので生理が止まる)ですと月に8000円と高額でしたが、最近ジェネリックが出たため4000円ほどに下がりました。
閉経状態にする注射(リュープリンなど)をする場合月1本で1万円で半年打つので6万円となります。

薬物療法は完治させることはなく、進行させないあるいは縮小させるくらいの効果なのであまりに先が長い場合は手術のほうがいいかもしれないですね。

手術になりますと、腹腔鏡手術か開腹手術かで変わってきます。
病院によりまちまちなのでこのへんは担当医に聞いてください。

私の友人は出産が帝王切開になりましたが、そのときについでに筋腫も取ったそうで一石二鳥だと笑っていました。

 


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まとめ

今回は子宮内膜症と子宮筋腫の検査方法についてまとめてみました。
女性にとってはひとごとではない病気です。
原因もよくわかっていないため誰がいつなるかわからない病気なので、定期的に状態を知っておくのは大事です。
検査自体はたいしたことないですが、完治するには子宮や卵巣をとるしかないということを知り軽く絶望しますが、昔に比べて薬もいくつかありますしなんとかうまく付き合って少しでも快適な日常を送れるようにお互いがんばりましょう!