夏至にたべるもの

 

冬至と言えばかぼちゃ!と大きな声で言えますが、夏至って何か食べるものあった?
夏といえばうなぎ!とか思っちゃいますが(笑)。夏には夏に食べるべきものがあるようです。一緒に勉強していきましょうね♪


夏至っていつ?

読んで字のごとく「夏に至る日」であります。夏になった日のことで、昼の長さが一年で一番長い日というのは誰でも知っていることと思います。ですが夏至に何をするのか、何を食べるのかなどは良く知らなかったりします。

2017年の夏至は6月21日(月曜日)です。毎年だいたい6月21日ですね。

夏至という名前は二十四節気という暦の中の名前です。夏至は夏の時期の呼び方の1つです。春は「春分」夏は「夏至」秋は「秋分」冬は「冬至」が一般的ですね。それにしても夏なのに6月とは・・・と思いますよね。

まだまだ梅雨まっさかりで太陽はどこだ?状態のときに夏ですと言われてもと思ってしまいます。それでも一番昼が長い日なのですよね。なんだか不思議ですね。

 


夏至に食べるものは?

冬至はかぼちゃだとかゆず湯だとか大きな声で言えるのに、夏至って知らないのですよね。って人は多いと思いますが、当然のことだったのです。昔は夏至である6月は田植えシーズン真っ盛りで忙しかったため何かを食べるという習慣はあまりありませんでした。それでも地域によっては夏至に食べるという風習も残っているようです。

<大阪>

大阪の一部ではタコを食べる習慣があるそうです。大阪といえばたこ焼きではないですか!夏至に限らず1年中タコ食べてますけどね(笑)なぜタコかというと、タコの足は吸い付いたらなかなか離れないというところから、田植えした稲もタコの足のようにぴったり根づいて欲しいという思いからだそうです。

 

<愛知>

愛知の一部ではいちじく田楽を食べるそうです。いちじくは不老不死のくだものと言われているので健康で長生きできるように食べたのですね。いちじく田楽は生のいちじくを半分に切って田楽味噌を塗ってオーブンで焼いたものです。

私はいちじく自体を食べたことがないので味の想像がつきませんが、くだものと味噌って合うのでしょうか?個人的にいちじくを食べると妊娠しやすいというイメージでしたがつきつめると長寿なんですね。

<香川>

香川ではうどんを食べます。香川といったらうどん!やっぱり夏至でもうどんなんですね!「半夏生(はんげしょう)うどん」と言います。昔の話ですが、麦の刈り入れが終わる「半夏生」の時期に(7月2日ごろ)収穫した麦でうどんを作り、農作業を手伝ってくださった方々にふるまったのが始まりです。結局香川の方は一年中うどんを食べているということでよいのでしょうか・・・

<福井>

福井県では焼いた鯖を食べます。重労働の田植えを乗り切るために栄養価の高い鯖を食べる風習がありました。なぜ鯖かというと、大野藩の殿様が農民たちに鯖を食べるよう勧めたことがきっかけです。福井県は鯖が水揚げされるところであり、焼き鯖が名物になってますが殿様のおかげなのですね。福井から京都に運ぶのに生だと傷みやすいので焼いて運んだというところから焼き鯖が広まったようです。

 

太陽に感謝しましょう!

夏至とは昼の時間が1年で最も長いわけですが、北欧などは日照時間がもともと短いので夏至という日はとても大切な日なのです。夏至祭という祭りが盛大に行われたり、いろんなイベントがあります。

夏の太陽は暑くて迷惑と思う時もありますが、太陽がなければ植物も育たないし人間も生きていけません。稲も夏の太陽があるからこそ大きく育ち、私たちの食生活を支えてくれています。

ぜひ今年の夏至は太陽に感謝しつつ、よその名物でもいいですからタコや焼き鯖などを食して夏至を満喫しましょう!

まとめ

今回は夏至に食べるものについてまとめてみました。いかがでしたか?夏至についてはけっこう知らないことも多く、勉強になりました。自分の住んでいるところの名物はみつからなかったですが、私はタコを食べようかなと思います。たこ焼きパーティでもしましょうか?