5月は五月晴れという言葉があるように天気が良ければ1年中で一番爽やかさを感じる月ではないでしょうか。まさに、ドライブやハイキング・バーベキューなどにピッタリの時期です。そんな5月の旬情報についてお伝えします。
皐月
5月の異称(旧暦)は皐月ですね。現在では、新暦の5月の別名としても用いられています。5月には、田植えをすることから早苗月(さなえづき)といわれていましたが、これが短くなって、「さつき」と呼ばれるようになったとされています。さらには他に「さ」そのものが田植えを意味することもあり、田植えをする月から「さつき」となったという説もあります。
5月が旬の花
5月になると新緑が美しい季節になりますね。また山はもちろん、街中を歩いていても公園やご家庭の庭に、赤やピンクのツツジが鮮やかに咲いているのを見ることができます。
こどもの頃に、公園のツツジの花を摘んで花蜜を吸って遊んだ記憶が蘇ります。あの時の口の中に広がったほのかな甘さが忘れられません。
5月が旬の魚
5月に旬を迎える魚と言えば鰹(カツオ)。ただ、カツオには初鰹と戻り鰹と呼ばれる2度の旬があり、5月の旬は初鰹の方になります。戻り鰹は、8月から9月頃が旬になります。初鰹の特徴は、そのあっさりとした味でタタキに適しています。一方で、戻り鰹の方は脂がのってお造りに適しています。
古くは江戸時代に「女房を質に入れても食べたい初鰹」と詠まれたほど、当時は高価で庶民にはなかなか手の届かない食べ物であったことがうかがえますね。
フライパンでできるカツオのたたきの簡単レシピ
5月の旬の魚「初鰹」を使って、フライパンでできるカツオのたたきの簡単レシピをご紹介します。
2人分の材料
生カツオ 1さく
大葉 5枚ほど
茗荷 2個
小ねぎ 4~5本
塩 1振り
生姜 少々
ポン酢 大さじ1
①鰹に軽く塩を振ります。
②フライパンに油をひき中火で温まったら鰹をフライパンに入れ、表面の色が薄い茶色に変わる程度に全体を軽く焼いてから皿に移します。焼き過ぎに注意!
③大葉・茗荷・小ねぎは食べやすい大きさに切ります。
④ビニール袋に②の鰹と③の薬味を入れビニール袋の口を閉じます。
⑤④のビニール袋を手のひらで軽く叩いて、鰹に薬味の味と香りが馴染むようにします。
⑦10分ほど置き、ポン酢とすりおろした生姜をかければ出来上がり!
5月が旬の野菜 さやえんどう
さやえんどうの美味しい時期は4月から6月頃まで。最近では輸入ものも含めると年中手に入るようにはなりましたが、旬のこの時期には最も栄養価が高まって甘みも強くなって美味しくなります。
5月の旬の野菜さやえんどうを使った卵とじのレシピをご紹介します。
2~3人分の材料
さやつきのえんどう 300g
だし汁(かつお&昆布)100cc
卵 2個
さとう 小さじ1
塩 少々
醤油 小さじ2
酒 小さじ1
みりん 小さじ1
①さやつきのえんどうから豆を取り出します。取り出したえんどう豆はザルにあけ、軽く水洗いをします。
②大きめの鍋に湯を沸かし、塩を加えて3分間ほど弱火で茹でます。
③時間が来たらそのまま冷ましてザルに上げて水切りをします。
④だし汁の中に用意した調味料をすべて入れ沸騰させます。えんどう豆を加えて弱火で3~4分煮ます。
⑤最後に強火にしてとき卵を入れます。約10秒ほどして卵が半分ほど固まってきたら火を止めて蓋をして少し蒸らします。
⑥適当なタイミングで器にあけて完成です。
5月が旬の果物
5月に美味しい旬の時期になる果物の代表格はメロンでしょうか。メロンは大きく分けると2種類。マスクメロンに代表される表面に網の目のような模様のあるネット系メロンとプリンスメロンに代表される表面がツルツルのノーネット系メロンです。またネット系メロンには果肉が緑色の青肉腫と夕張メロンのように果肉がオレンジ色の赤肉腫があります。温室メロンは年中栽培されるので旬はありませんが、露路ものは5月の頃が旬になります。
この他にも、さくらんぼや枇杷、夏みかんなどが旬を迎えます。先日ご近所さんからデコポンをお裾分けしていただきましたが、大変美味しくいただきました。
まとめ
5月に旬を迎える花や魚、野菜、果物をご紹介しました。この時期、気候もよく美味しい食材もたくさん出回る時期でもあります。また、何より大型のお休みであるゴールデンウィークの時期でもありますね。ぜひ、近場でもいいので、どこかご家族で行楽に出かけて旬な食材をいただく機会を設けてみてはいかがでしょうか?日頃のストレスを吹き飛ばして心身ともリフレッシュできること請け合いです。