物心ついた頃から、敏感肌の私。ちょっと刺激の強いコスメを使うと、すぐに赤くなったり、腫れ上がったりとトラブルを引き起こしてしまう。そのため、化粧品はひたすら刺激の弱い、肌に優しいものを選んで使うようにしてきました。
しかし!先日、化粧品カウンターのBA(ビューティーアドバイザー)さんから、「洗顔ってむっちゃ大事なんですよ~。それで敏感肌、かなりよくなることもあるんですよ」と教えられ、仰天。その方が大変な美肌だったこともあり(笑)、早速おうちに帰り、いろいろ調べたところ、確かに洗顔がお肌のコンディションに大きく関わっているということに気づきました。
というわけで、ここでは、敏感肌でお悩みの方にオススメの洗顔法について、詳しくお伝えしていきますね!
目次
敏感肌の方のための洗顔法:どんなことに気をつければいいの?
ぬるま湯で洗う
まず、大事なのは顔を洗う温度。え、湯船に浸かりながら洗ってるよ~(←私)なんていうことをしている方、それ、思いっきり肌に優しくなく、敏感肌一直線の方法です。目安は、30℃~35℃程度で、体温よりもちょっと低く、かなりぬるくない?という感じの温度。
というのも、お肌の表面はだいたい32℃で、お肌から出ている皮脂は、30℃ぐらいから溶け出してくる。なので、それより高い温度のお湯で顔をすすぐと、それより高い温度のお湯で顔をすすぐと、お肌を守ってくれている皮脂まで奪ってしまうことになるのです。
それにあまり熱いお湯だと、実は洗顔料の泡立ちも悪くなってしまうのだとか。
というわけで、敏感肌でお悩みの方&最近やたら肌が突っ張って困る~という方、まずお肌を洗う温度を見直してみて!あと、顔に直にシャワーを当てて洗うという方、それも刺激になっている可能性が高いので、その方法、すぐに見直してください。
泡で優しく!長い時間かけすぎない!
お湯の温度とおなじくらい大事なのが、洗顔料をしっかり泡立てるということ。というのも、もこもこのきめ細かい泡で洗っていれば、指が直接肌に触れることがナシ。指でこすってしまうと、それが刺激となり、肌が傷つく原因となってしまうのですが、泡を「クッション」にすることで、お肌への刺激を最小限に留めることが可能なのです。しかも、キメの細かい泡ほど汚れが吸いつきやすくなり、洗顔料のパワーを最大限に引き出すことができるのだとか。
というわけで、敏感肌でお悩みの方、洗顔料はしっかり泡立てて使う!をモットーにして!
また、モチモチしたきめ細かい泡さえできれば、それで撫でるようにするだけで、十分汚れは落ちる。ゴシゴシこすって洗うと、摩擦が起きてしまい、肌荒れや乾燥の原因になることもあるので、それだけはさけるようにしましょう。
また、洗顔は1分以内に終わらせるのがベスト。洗浄剤は、5分くらいで角質層を壊してしまうらしいので、あまり長い時間をかけすぎると、肌の乾燥につながってしまうのだとか(怖)。洗顔は優しく!長い時間かけすぎない!を心がけるようにしましょう。
洗顔料にも注意を
敏感肌でお悩みの方は、洗顔料の成分にも要注意。特に気をつけてほしいのは、石油系の合成界面活性剤です。界面活性剤とは、本来混ざり合うことのない水分と油分が分離しないよう安定させるために使われる成分。洗顔料の場合、洗浄力を高めるために使われています。なので、非常に効果が高いのですが、石油から合成された界面活性剤は、敏感肌さんにとってはタブー。お肌のバリア機能を壊してしまう危険性があります。
また、界面活性剤は、水で洗い流してもその作用を失うことはなく、肌に残りやすい性質もアリ。下手すると、肌の中へと浸透し、トラブルを引き起こしてしまう危険性もあるので、避けた方が無難です。
なので、敏感肌の方、洗顔料を選ぶ場合は、必ず成分表示をチェック。一般的に、洗顔フォームや泡タイプの洗顔料は合成界面活性剤が使われていることが多いので、合成ではなく天然の界面活性剤が使用されている洗顔石けんがオススメ。ただし、最近では固形石鹸でも合成の界面活性剤を使っている場合があるらしいので、成分を必ずチェックするようにしましょう。
合成界面活性剤なのかわかりにくいという方は、こちらのサイト(http://www.slow-cosme.com/kaimen.html)に一覧がありましたので、参考にして下さい。
すすぎはしっかり
洗顔においては、「すすぎ」もかなり重要な要素。特に敏感肌の方には、力を入れてほしい箇所です。まず、ポイントは、洗顔料がお肌に残らないようにすること。2でも少し書いたように洗顔料の成分が肌に残っていると、バリア機能がダメージを受け、肌トラブルを引き起こしてしまったり、さらに敏感肌になってしまったりすることも考えられるからです。
なので、特に自分は敏感肌、という方、最低20回以上はすすぐようにして!耳や鼻の脇などの細かい部分も入念にすすぐようにしましょう。また、ついやってしまいがちな方、多いと思いますが、ゆすぎでも決してこすらないのがポイント。
イメージとしては、たっぷりのお湯で顔を包み込むような感じで、間違ってもシャワーを直接当てるなどの方法は(気持ちいいですが(笑))やめて!また、すすぎも、1と同様、かなりぬるくない?というぐらいのお湯で行うようにしましょう。
タオルでこすらず、すぐ保湿
美肌を保つためには、洗顔が済んだ後のケアにも力を入れる必要があります。まず、大事なのは、顔を洗った後の水分の拭き取り。え、そんな小さいこと?と思われる方、多いと思いますが、この時もゴシゴシこすってしまうと、肌への刺激に。バリア機能を壊してしまうことになりかねません。
というわけで、タオルで顔を押さえるようにするのが理想。「拭く」というよりも、「タオルに水分を吸わせる」感じをイメージしていただければいいかと思います。
また、清潔で柔らかいタオルを使うようにするのも重要ポイント。洗顔後の肌はとてもデリケートなので、肌触りの悪いごわごわしたものを使ってしまうと、肌を傷つけかねないので注意するようにしましょう。また、水分を拭き取り終わったら、保湿もすぐにしっかり行って!洗顔後の肌は皮脂が少なく、乾燥しやすい状態にあるので、3分以内に化粧水・美容液などでしっかり保湿するようにしましょう。
おわりに
1.ぬるま湯で洗う
2.泡で優しく!長い時間かけすぎない!
3.洗顔料にも注意を
4. すすぎはしっかり
5.タオルでこすらず、すぐ保湿
本当にちょっとしたことばかりなのですが、こうしたことの積み重ねで敏感肌は改善可能。明日からといわず、是非今日から取り組んでほしいものばかりです(私も取り組むつもり(笑))。敏感肌でお悩みのアナタ!丁寧な洗顔で、キレイなお肌目指して頑張りましょうね!