夏休みの宿題で一番後回しになるのが自由研究です。
お父さんやお母さんも本人もどうしようかと悩んでしまうのがつきもの。作ってみたいものがあるけれども結局難しすぎてお父さんが作っちゃったとうことになりかねません。張り切って夏の自由研究というテキストを購入する人も多いでしょう。
生活廃材(カップラーメンの容器、わりばし、ストロー、トイレットペーパーの芯など)を集めて、いざ、自由研究に取り組もうとするけれども、なかなか思うように進まないということもあります。
だけど、ここは子供たちの「してみたい」「作りたい」好奇心を伸ばしてあげたいところです。小学6年生にもなると、難易度の高い自由研究にチャレンジしてみたくなりますが、正直、一人でできるのかという不安もあります。親はサポートするくらいで一緒に、一緒に「できた」という達成感をわが子と共感できれば二重丸。
どんな自由研究があるのか早速ご紹介します。
自由研究6年生はこれできまり! 使ってみる価値あり!
我が家でも使ったことがあるのがこちらのキットです。
『不思議実験セット!! 水がつかめる!』
触れる図鑑シリーズ つかめる水【送料無料★メール便出荷】小学生の自由研究におすすめ!! 水がつかめる 不思議実験セット
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夏といえばできるだけ涼しい環境で取り組みたいですよね。子供の好きな水遊びを題材にできやしないだろうかと思案し、『水がつかめる』キットを探しました。
自由研究の題材を子供たちに話をすることが肝心。我が家では、子供たちに話をしたときは疑心暗鬼でしたが、本当に?そんなん絶対無理やろ、つかむってどうやってつかむの?と、頭の中がクエスチョンモードでいっぱいになりました。
実は大人の私が興味津々でした。
どうやって水がつかめるの?
水って流動体です。水を手ですくうことはできても、指でつかむことはできません。作った水は指と指の隙間からこぼれ落ちていくのがあたりまえです。そんな水の性質に反してつかむことができるというのは非常に不思議です。実際に実験してみました。キットの内容は複雑なものではありません。用意するものも簡単。我が家ではボウル2個と網杓子(あみじゃくし)とおたま、空のペットボトルを2本を用意しました。
子供たちにしてみれば聞きなれない名前の物質がありますので、お父さんお母さんとされるのがおすすめです。
自宅の水道水にアルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムを混ぜることで水がゲル状になります。そもそもアルギン酸ナトリウム、乳酸カルシウムって何?ってことですが、アルギン酸ナトリウムとは、わかりやすく言えば、昆布やわかめなどの海藻に含まれるネバネバやヌルヌル成分で水溶性の食物繊維です。乳酸カルシウムは水に溶けやすい白い色をした粉末状の物質です。どちらも、食品添加物として一度は必ず私たちの体に入ったことがあるものばかりです。作り方はいたって簡単、パッケージの中に「つかめる水」作りの解説付き小冊子が入っています。カラーで、写真も付いているので非常にわかりやすいです。小学6年生なら十分に楽しみながらできる説明書です。
では、さっそく作ってみよう!
最初に「つかめる水」の基本となるアルギン酸ナトリウムの水溶液を作ります。詳しい分量や手順は商品の中にパッケージされている小冊子を参照にしてください。作業自体は簡単です。ただ、アルギン酸ナトリウムをペットボトルに入れるときは注意が必要です。くしゃみをしてしまうと、粉が四方に飛び散ってしまうことになりかねませんので、新聞紙などを敷いた上や汚れても良い場所でするのがおすすめです。我が家ではお風呂場でしました。粉を入れたら、ペットボトルの蓋(ふた)をしめて、よく振ります。そのまま放置。放置する時間は冊子に書いてありますので参考にしてください。
続いて、別のペットボトルに乳酸カルシウムと水を混ぜた水溶液を作って起き、ボウルにそれを移しておきます。手間といえば手間かもしれませんが、アルギン酸ナトリウムを入れた水溶液をプリンカップやおたまに少量入れて、それをカップやおたまがかぶるくらいの深さまで乳酸カルシウム水溶液に浸すことで「つかめる水」が作れるのです。
作ってしまってから外に出して放置しておくと、破裂してしまって跡形もなくなってしまいます。形としては形化した水の周りを薄い膜で覆(おお)っているという感じです。強い力で握ってしまうと当然、膜が破けて中から水が出てきます。
自由研究として提出する際は、写真を撮って、提出する方法が無難です。もちろん、絵を描くというのもいいですね。
我が家では、透明の液体に透明のゲルを入れてもわかりにくいという意味で、調理用の色粉を入れたりして、ゲルに色を付けました。乳酸カルシウムでつくっさ水溶液を別の容器に移して、そこに色粉を入れてストローやスプーンで混ぜて、色のついたゲルを作るという方法です。色粉も食用なので間違って口に入ってしまっても大丈夫です。
詳しくは、こちらをご覧ください!
まとめ
小学校6年生向けの夏休みの自由研究のテーマとして、『不思議実験セット!! 水がつかめる!』 をご紹介してみました。
実際やってみた感想から言うと、一度ゆっくり丁寧に冊子を見て作れば、あとは子供たちだけで十分に楽しめるキットです。子供たちは大はしゃぎで遊びに来た友達に披露していました。日常普通に目にする水をつかむことができるなんて夢にも思わなかったといっていました。
今年の自由研究6年生はこれできまり!