夏休みの宿題で自由研究があると悩みますよね。
自由に決めていいって楽なようでいて難しいものです。
何も思い浮かばない!時間がない!という方は10円玉をピカピカにする実験をしてみてはいかがでしょうか?
自由研究がある学校とない学校があるようですが、こういうのは教育方針によるようでしょうか。
うちの子は指定されたものをやるのは平気ですが、自主勉強とかがとても苦手です。
何をやるか決めるのにすごく時間がかかるので時間がもったいないなと思います。
自由研究は自主性を育てる宿題なのでしょうね。
10円玉を使った自由研究
だいたい小学3年生から中学生くらいまで使える自由研究です。
家庭にあるものを使うので費用はかかりません。
実験にかかる日数は1日です。
夏休みギリギリであまり時間をかけられない人にお勧めの実権です。
10円玉を多めに使うので両替しておきましょう。
<用意するもの>
基本的には家にある調味料でいいので、なければなしのままでいいです。
しょうゆ・ソース・お酢・キムチの素・レモン汁・ケチャップ・ラー油・マヨネーズ・梅干し・牛乳・食塩水・コカコーラ(炭酸水)焼き肉のタレ・めんつゆ・ポン酢・和風ドレッシングなど・・・
受け皿を調味料分用意しますが、同じお皿が何十枚もあるうちは少ないと思うので、大きなパックに仕切りをつけるとか牛乳パックを加工してうまく作ってみてください。
どれに何をかけるのかわからなくならないようにメモをつけるとか別用紙に表を作るとかして準備します。
10円玉からこぼれない程度に少量ずつ乗せて行ってください。
仕切りから隣の10円に流れたりしないように気をつけてくださいね。
1時間ほど時間を置き、10円玉をきれいに水洗いしてください。
水洗いでは落ちないものもあると思いますが、ティッシュなどでよくふき取ってください。
洗剤などで洗ってしまうと実験結果が変わってしまうので。
実験の結果は?
上記の調味料でピカピカになったのは「レモン汁」「めんつゆ」「梅干し」でした。
梅干しが調味料と言えるのか?は疑問なのですが、この実験には登場しませんがタバスコも10円玉がピカピカになります。
梅干しではなくタバスコを使うということもアリです。
レモン汁と梅干しはなんとなくわかりますが、めんつゆもなんですね。
これはちょっと意外です。
そこそこきれいになったものは・・・
「しょうゆ」「ソース」「お酢」「キムチの素」「ケチャップ」「マヨネーズ」「焼き肉のタレ」「ポン酢」「和風ドレッシング」でした。
変わらなかったのは・・・
「ラー油」「牛乳」「食塩水」「コカコーラ」でした。
やはり酸っぱいものとか発酵したものは汚れを落とす作用があるようですね。
次はなぜ汚れが落ちるのかについて調べてみましょう!
汚れが落ちるのはなぜか?
10円玉は銅でできているのは知っていますか?銅は酸化すると黒くなります。
ですので使っているうちにどんどん黒くなっていきますが新品はピカピカ光っていたのです。
黒くなった酸化銅を落とすには「酸・アミノ酸」が入っているものを使えばサビを溶かしてきれいにする効果があります。
これに塩が含まれているとサビを溶かす働きをさらに助けるのでよりきれいになります。
食塩水単体では落ちないのに酸とアミノ酸が一緒になると変化するんですね。
梅干しは塩もたくさん入っていてクエン酸やリンゴ酸も入っているのでピカピカになったのですね。
レモン汁はクエン酸くらいでしょうか。
めんつゆは意外と塩がたくさん入っていてお酢も入っています。酸っぱく感じないですが入ってるんですね。
ただのお酢も効果がありそうでしたが、入ってるのは酢酸で効果はイマイチでした。
クエン酸のほうが効果アリってことですね。
酸でもいろいろ種類があるということでとても面白い結果でした。
まとめ
今回は自由研究で10円玉をきれいにする実験についてまとめてみました。
かける量や置く時間でもまた変化するかもしれませんね。
家にあるもので手軽にできる実験なのでぜひやってみてください!
自由研究で写真も貼りつける場合は忘れずに撮ってくださいね。