レインブーツが必要になってくる季節もすぐそこです。みなさん、レインブーツのお手入れってしていらっしゃいますか?濡れた服やバッグに目がいき、ついつい後回しになりがちなレインブーツのお手入れについてご紹介します。
ラバー素材について
レインブーツのラバー素材には天然ゴムと合成ゴムの二種類があり、それぞれ特徴があります。
天然ゴム:
ゴムの木と言われる期から撮れる樹液を原料に作られたゴム。強度が強い。雨の冷たさからも守る保温性。傷もつきにくい素材。弾力性に優れるが、放置するとひび割れを起こす可能性もあり。
合成ゴム:
樹液に石油を加えて作られたゴム。シリコンゴムが代表的。シリコンゴムは着色性がよく、人体への影響も少ない。撥水性には優れるが、天然ゴムに比べれば弾力性は劣る。黄ばみや色あせが起こりやすい。
大体、レインブーツの平均寿命は1~2年と言われています。雨の日にしか履かないレインブーツ。他の靴と比べて履く頻度は低いですが、その分雨に濡れ、汚れる可能性が多いにもかかわらず、あまり注目されずに気付くとダメになっていた…なんてこともありますよね。
ラバー素材にありがちなトラブル
ラバー素材にありがちなトラブルを4つあげてみます。
トラブルその1: 黄ばみが目立つようになる
雨でびしょびしょになったレインブーツは、洗剤できれいに洗って日干ししたいところですよね。ところが洗剤で洗うことも、日干しをすることも「黄ばみ」につながり、色あせへと導きます。
トラブルその2: 硬化する
ラバー素材は固くなりやすい素材であるため、使用しない時間が長いと硬くなってしまいます。型崩れした状態で保管をしておくと、元のかたちに戻すことが難しくもなります。
トラブルその3: ひび割れが起きる
天然ゴムに多いトラブルですが、合成ゴムよりも弾力性が強いため、使用し続けることによってできた細かな傷からひび割れを起こすことがあります。
トラブルその4: 臭くなる
ラバー素材の良さはその撥水性、そして保湿効果ですが、反面この良さが裏目に出てしまうことも。足が汗をかいてもその汗が外に逃げていきませんので、雑菌が繁殖し、結果臭いや水虫の原因となってしまいます。
上記トラブルを避ける基本のケア方法
購入後すぐにできるケア:
シリコンオイルと界面活性剤を配合したこちらのスプレーで前処理をします。表面のホコリを布やブラシで落としてからスプレーし、その後柔らかい布で全体を乾拭きするだけで、ラバー素材の弾力性を保ち、ひび割れから保護してくれます。
Collonil(コロニル) RUBBER BOOTS(ラバーブーツ) 150ml [14]
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履いた後のケア:
帰宅後は靴の中をきちんと拭くことが大事です。臭いを取るため、袋に入れた重曹や竹炭、乾燥材を入れてブーツ内に湿気をためないことが臭い防止のカギとなります。
そして型崩れさせないようにするため、ブーツキーパーを入れて保管をするのもカギ。吸湿性に優れたものも売られていますので、ぜひチェックしてみて下さい。
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まとめ
お手入れ次第では本来の寿命の2倍も長く、お気に入りのレインブーツを楽しむことが可能になります。知っておいて損はないですよね!
靴箱の奥にしまわれているレインブーツ。今からでも遅くはありません!ぜひ正しいお手入れ方法で長く優しく履いてあげましょう。