残暑見舞いと聞くと、親戚や友人、上司や恩師などに、挨拶として送るものといったイメージがありますよね。
多くは、ハガキを買って、手書きで出す。というのが、今までのやり方でしたが、最近ではメールでやりとりをするということも少しずつ増えてきています。
賛否両論ありますが、社会に取り入れられてきているものとして、一部を紹介していきたいと思います。
残暑見舞い・メールで済ます時のマナー
残暑見舞いを、手書きでハガキなどで出すときにも、やはりマナーがありますよね。
それと同じように、メールなどで簡素化に済ませる時であっても、やはり失礼にあたるようではいけませんよね。
そこで、メールで残暑見舞いを送る時のマナーをご紹介します。
? 件名は、用件が分かるようにし、簡潔に書く
アドレスなどが登録してある場合なら、まだわかるかもしれませんが、アドレス変更
などで、しっかりと登録されていない場合には、そのまま削除されてしまうケースも
あります。
また、最近ではウィルスメールや迷惑メールなどが急増しています。
添付したファイルなどを開くと、ウィルスがパソコンやスマホの中で拡散し、手に負
えない状況になっているというのもニュースでよく目にしますよね。
ですので、安易的な件名を入れてしまうと、危険を感じ、削除されることもあります。
迷惑メールかもしれないと疑われるような表現は避けましょう!
〈悪い例〉
- お疲れ様です
- お世話になっております
- Re:
〈良い例〉
- 山田花子より、残暑見舞い申し上げます。
- ○○会社 山田より 残暑見舞い
※以上のように、社名や氏名、具体的に送り主が誰であるか特定できるものが良いで
す。
本文は、親しい相手ならば、楽しい文章を心がけましょう。
・ビジネスの相手ならば、本文の冒頭に宛先の名称を書く
・文章はダラダラ書かず、見やすく簡潔に。
・署名の機能を活用し、文末には差出人の連絡先、あるいはアドレスを明記。
その機種にしかない文字は使わない
絵文字などを使うと、どのようなイメージで話を展開しているのか、送り主の表情も
分かりやすいのですが、メールを打っている本人には絵文字なども分かるのですが、
いざ相手に届いた場合には文字化けしていたり、空白になっていたりすることがあり
ます。
そうなってしまうと、届いた相手からすると、なんだこれは・・・
といった印象になってしまいますよね。
友人や知人など、「あ、文字化けしてたね。ごめん!」と笑い話にしながらやりとりが
できる相手ならばいいのですが、会社同士のやりとりや取引先とのやりとりでそのよ
うなことがあると、大変ですよね。
ですので、絵文字はなるべく使わないことをお勧めします。
注意
- 予期せぬトラブルによって、先方に届かないことがある。
- 情報が100%安全でやりとりが行えるとは思わない
機密情報などのやりとりの場合には危険です!
- ウィルス対策を行っておく
自身のパソコンがウィルスに感染していると、添付した内容を相手側で開いた時に
相手にまで迷惑がかかります。
細心の注意が必要ですね。
残暑見舞い・メールを送る場合
本来ならば、ハガキなどで正式に送ることが望まれますが、そのようにいかないこともありますよね。
その場合に、こちらからメールを送る時の例文を紹介しましょう。
本文
田中産業株式会社
営業部長 田中一郎様
残暑お見舞い申し上げます。
平素は格別のお引き立てに預かり、誠にありがとうございます。
おかげ様で私どもも、新規事業の収益確保を確立すべく、全国を飛び回りながら毎日を過ごしております。
まだしばらくは厳しい残暑が続きますが、田中様におかれましても、どうぞご自愛
下さいますようお願い申し上げます。
略儀ながらメールにて、ご報告かたがたご挨拶申し上げます。
以上が、こちらから送る場合の例です。
残暑見舞い・返信メールを送る場合
残暑見舞いを、メールで受け取った場合、返信は強制ではありません。
しかし、頂いたことに関しては、お返事したいものですよね。
返信メールの例文をお教えします。
残暑お見舞い申し上げます。
夏の疲れが出るころですが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
この度は、ご丁寧なお見舞いを頂きまして、誠に恐縮に存じます。
秋の気配を感じられるようになるには、まだ少し先になりそうですね。
山田様も、どうかご自愛ください。
以上が、お礼の返信を送る場合です。
件名や本文の入り方は、メールをこちらから送る場合と同じなので省略しています。
※ビジネスで、会社や取引先、上司からメールで届いた場合には、返信を使わず
新規作成から返信を送りましょう!!
~まとめ~
残暑見舞い。メールで送るとなると注意しなければならない点がいくつか出てきましたね。
忙しい毎日の中では、メールで済ませたい!そう思ってしまう気持ちも分かります。
しかし、その中にはリスクがあることも忘れないようにしてくださいね。
ハガキで送る、メールで送る、どちらにしても、相手を思いやる気持ちから始めましょう!