端午の節句の兜は誰が買う?こんなにある五月人形の種類と相場

雑学

 

5月5日の「子どもの日」にお祝いする事は、奈良時代から続く古い伝統的な行事です。とはいえ、新米パパ、ママには分からないことも多いと思います。

「端午の節句の兜は誰が買ってあげるのか?」という疑問を持たれる方も多いのではないでしょうか?五月人形は、何十万とする高い買い物ですので、どういったものなのか?しっかりと把握しておきたいですね。

 

端午の節句の兜は誰が買うのか?

初節句に飾る五月人形は、お嫁さんの実家から贈るのが一般的とされていて、そういったケースが多いです。とはいうものの、実際は地域や家庭によってかなり違うようです。

『雛人形は母方・五月人形は父方』
『両家で費用を折半する』
『費用は双方の祖父母で、赤ちゃんの両親が選ぶ』等。

ちなみに私の場合、『費用は母方、選んだのは赤ちゃんの両親である私達』でした。ですので、「普通はこうだから?」という思い込みで、相談もせずに行動するのはNGです。

習慣・風習に従うのもいいことですが、貴方にとっての常識でも、相手方にとっては非常識の可能性あるだってあるんですよ。

赤ちゃんの健やかな成長を願ってのお祝いですから、揉めず、こだわりすぎずに決めてほしいですね。トラブルを避けるためにも必ず両家で確認してから行動しましょう!

贈られる側の要望を聞いておきましょう

可愛いお孫さんのために、兜や鎧を心を込めて自ら選びたいと思っている方、
親戚、友人で、金太郎や桃太郎などのお人形や、鯉のぼりを贈りたいと思っている方も、いるでしょう。

お祝いしてくれる気持ちは嬉しいのですが、実際に贈られる側としては、「どんな五月人形がいいか?」希望を聞いてからにして欲しいです・・・

「大きすぎて飾る場所がない」
「ペットがいるからケース入りが欲しかった」
「好みの五月人形じゃない」
「鯉のぼりはベランダ式が良かった」等

特に男の人は「好きな武将の兜がいい!」「こんなデザインの鎧がカッコいい」といった、兜や鎧にこだわりがある方が多いように感じます。

気持ちよく飾ってもらう為にも、一言聞いてみてくださいね。

 

五月人形にはどんな種類があるのか?

→兜飾り

兜を中心にした飾りです。
一般的には、両側に弓太刀(弓と太刀の飾り)を添えて飾ります。
着用可能な兜もあるので、子どもに被せてあげるのも楽しみの一つですね。

→鎧飾り

鎧を中心にした飾りで、一般的には、両側に弓太刀(弓と太刀の飾り)を添えて飾ります。大きいものが多く、豪華に飾りたい方にはオススメです。
本格的でカッコいいのですが、能面が睨んでくるかのように見えて、怖がる子どもも多いですね。

→大将飾り

幼い童顔で、かわいらしいお人形を中心にした飾りで、一般的には、両側に弓太刀(弓と太刀の飾り)を添えて飾ります。コンパクトなサイズのものが多く、飾り場所や収納スペースに困らないです。

 

→童人形

武者人形は、生まれた子の身代わりとして、厄を背負ってくれる『お守り』です。代表的なものでいえば、「金太郎人形」「桃太郎人形」でしょうか。メインで五月人形を購入し、こちらは親戚や友人の方が贈るパターンが多いようです。

→鯉のぼり(室内飾り)

室内用の鯉のぼりです。最近では、共働き等で両親が忙しい為、外に鯉のぼりをやってあげられない家庭が多く、室内用が選ばれる事もあるそうです。可愛らしくコンパクトなものが多いです。

→室内のぼり

一般的には、鎧や兜飾りの隣に、子どもの名前や家紋入りの室内のぼりを飾ります。販売店によっては、鎧や兜を購入する際に、オプションやオマケで付いてきたりします。

→鯉のぼり(外)

庭にポールを設置して飾る大きい鯉のぼりや、ベランダに飾る1.5m程のものもあります。出し入れや片付けが大変だったりしますが、空を泳いでる姿は素敵ですよね!

→武者のぼり(外)

ひと昔前ま ではノボリ旗に勇壮な武者絵などを描いた「武者のぼり(節句幟)」 を飾るのが主流でした。 私は外に武者のぼりを飾っている家を見たことがないので、今ではあまり一般的ではないのかもしれませんね。しかし、珍しいからこそ、鯉のぼりと一緒に飾っても豪華でカッコイイと思いますし、人目を引いて魅力的だと思います。

 

相場はいくらか?

→兜飾り

相場は、5万円~60万円くらい。よく売れているのは8~20万円

 

→鎧飾り

相場は、8万円~100万円くらい。よく売れているのは15万円~30万円

 

→武者人形

相場は、6~40万円くらい。よく売れているのは10万円前後

素材や、どれだけ手間がかかっているかによって、価格がだいぶ変わります。私が、五月人形の種類が沢山ありすぎてどれが良いのか悩んでいた時。接客してくれた兜作りの職人さんから、

「大切なのは、大きさでも価格でもなくて、お子さんを想う気持ちです。毎年、飾ってあげたいと思えるような五月人形を選んであげてください」と言われ、まさにその通りだと思いました。五月人形とは、赤ちゃんが健やかに育って欲しいという想いを込めて、毎年飾るモノです。

ですので、相場はあくまで知識としてに留めておいて振り回されないようする事が大切だと思います。

まとめ

地域によって異なる点が多かったりして、トラブルの原因になる事も多々あるようです。せっかくのお祝いですから、無用な混乱を避ける為にもしっかりと確認してから行動しましょうね。

また、五月人形は、交通事故や病気から子どもを守ってくれるようにという願いも込めて飾ります。毎年ちゃんと飾ってあげられるような五月人形を選んで、素敵な節句にしたいですね!

 

タイトルとURLをコピーしました