時々、障子とふすまがわからなくなります・・・。見分けはついていますが呼び方がどっちだっけ?となります(笑)
ふすまは素人が貼るのはちょっとむずかしいですが、障子はコツさえつかめばけっこう簡単にできますよ。私は旦那実家の障子を何度か貼り替えています。古民家みたいな家なので、四方八方障子だらけです。障子貼りの道具もだいたいひと揃え持っています。
障子のはがし方
昔は障子を破いたら枠を外に出して水洗いして乾かしていたそうです。のりをきちんとはがさないと新しいのを貼ってもボコボコになりますから。私も最初横着して適当に古い紙をはがしてそのままのりをつけて貼ったんですが、継ぎ目がぼこぼこしてカッターもよく動かないし障子紙が破けてしまったり時間がかかりました。やはり、障子を綺麗に簡単に貼る一番のコツは古い紙とのりをきちんと綺麗にはがす!これにつきます。
ちゃんとはがし液というのが売っているので(シールはがし液みたいなもの)これをつければすーっとはがれちゃいます。とはいえ、そんなのなくてものりを水でふやかせばいいのでスポンジで水をぽんぽんとつけて時間を置くだけでもいいのかもしれません。
せっかくなのではがす前に子供とともに穴を開けまくるのはお約束です。うちの子もとっても楽しそうにやってました。堂々と穴をあけられる唯一の機会です(笑)
障子紙の種類
障子紙には、1枠の高さのものが巻物のようになっていて、1列貼るごとにカットして2列目・3列目と貼っていくものと一気に貼ってしまう大きい1枚タイプと2種類あります。
1列ごとのものは高さが短いので持ち運びがコンパクトでいいです。
ただ、1列ずつ貼るというのは2列目と少し重ねて貼っていったりするのでカッターで切ったときに引っかかって破けたり斜めになってしまったりとけっこう難易度高いです。1枚大きいのだとそういう心配はないですが、途中ずれたら全部ずれるという修正がきかないようなミスをしかねないというのはあります。
のりを全枠に一気にぬるということもあり、もたもたしてるとのりが乾いてしまって途中がくっついてなかったという失敗もあります。どっちがいいのか一概には言えないのですが、1人でやるのでなければ大きいの1枚のほうがうまくいきやすそうですね。
障子紙というと和風の柄とか無地とか思い浮かびますが、今はとってもかわいい柄が多いのですよ。洋風っぽい模様も数多くでています。動物柄だったり水玉やストライプなどもあります。
最近では障子紙にプラスチック製のものがでています。別に硬い板をはめ込むわけではなく、紙と同じように巻いてあります。でも、のりではつかないので両面テープで貼り付けます。のりが乾くかもという心配をしなくていいのはいいかもしれません。
ぞうきんで拭いたりしても大丈夫だそうで、何度も貼り替えが嫌でしょうがないと言う人はプラスチックにチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
障子紙の貼り方
古い障子紙をはがしたら新しい障子紙を用意します。今回は1枚で貼れるタイプのものを使用していること前提の話です。外枠の端に合わせて障子紙を置いてマスキングテープで固定します。セロテープだと紙がやぶれますからすぐはがせるようにマスキングテープにします。障子紙専用のりで枠全体にのりをたっぷりつけていきます。
ちゃんと枠の幅の口になっているのでとても楽に塗れます。ちょっとしかつけないと最後のほうを塗るころには上のほうが乾いているのでエンドレスでのりをつけることになってしまいます・・・
誰か手伝う人がいるようであれば1列ずつ貼って誰かに抑えててもらえば乾いてしまうという不安もクリアできます。巻いた状態で売っているのでなかなかピンと貼るのが難しいところですので1人はしんどいかもしれません。全体に貼れたら少し置いて、のりが完全に乾く前に次の工程にいきます。
余っている紙を適当にカットします。戸の外枠くらいのところでいいと思います。
内枠から1cmくらいのところを定規を当てて綺麗に切っていきます。障子紙用のカッターとか障子紙用の定規とかも売っていますが、うちは普通の定規を当てています。
あまり力み過ぎると木枠までえぐってしまったりするので軽く切っていきましょう。
カッターはとにかく切れ味がいいということがポイントで別に障子紙専用でなくてもいいと思います。これで乾けば完成です。もしたるみができてしまっていたら霧吹きで水を少しかけるとピンとすることもあります。
まとめ
今回は障子紙の貼り方のコツをご紹介しました。いかがでしたでしょうか?
思っていたよりは簡単かなと感じたのではないでしょうか。破れていなくても黄ばんできたりして経年劣化はどうにもなりませんね。真っ白な障子紙に貼り替えると部屋もリフォームされたみたいな気持ちになりそうです。