私は読書は大好きでしょっちゅう図書館で本を借りてますが、読書感想文となるとただあらすじを書けばいいってものではないしなかなか難しいものです。
小学生の子供の読書感想文であれば、本自体簡単なものだし薄いしすぐに終わりますが、高校生ともなるとほぼ大人と同等の扱いですしかなり深いテーマの本などを読まないといけないです。本が好きではない人にとっては拷問かもしれません。私の夫はどんな本でも3行目で眠りに落ちます。
本が読み終わらないと感想文は書けませんが、無事に読み終えたら次は読書感想文の書き方の勉強をしていきましょう。
読書感想文をなぜ書かせるのか?
小学生から中学生、高校生になってもずっとつきまとう読書感想文という宿題。なんのためにやってるのかわからないけど宿題だからやっていると言う人も多いでしょう。逆に意味があることがわかれば張り合いにもなるというものです。
そこで読書感想文のそもそもの狙いについて考えてみましょう!
読書感想文の目的はその本がおもしろかったかつまらなかったかを述べるようなものではありません。どんな本を読んだとしても、その本の中で課題をみつけそれに対して自分の意見を述べたり考える力があるかどうかを見ています。
国語のテストをするときに、登場人物の気持ちだとかなぜそのような行動をしたのかなど問われますよね。それを1つずつ答えて行くわけですが、読書感想文も全体でみると同じようなものです。答案用紙のように決まった答えはないので、自分の好きなように考え答えられるのです。
どこに着目してもいいのです。そう考えると、なんとなく読書感想文の攻略方法が見えてきませんか?
読書感想文を書く前の下準備
読書感想文が苦手な人はいきなり原稿用紙を目の前にし、出だしを何にしようかどうやって行を埋めようか、そればかり考えているかもしれません。結局あらすじばかりを切り抜いて終わることが多いのではないでしょうか。
読書感想文をうまく書くコツはまずメモを取ることです。
1.本を読んで自分が印象に残った人物を書きだします。
ほとんどの人が主人公を選ぶと思いますが、他にも共感できる反発するどちらでも自分にとって影響を受けた人物とします。
2.次に印象に残った出来事を書きだします。
これは本によっていろいろあると思うのですが、記憶に残った会話や行動などです。
3.どんな変化があったかを書きだします。
物語ですので何もないまま終わるということはなく、何かしらあると思います。主人公の恋人が先生をしていた→先生をやめたなど
これらをもとに感想文を書いていくので思いついたことはどんどんメモしていきましょう。
読書感想文の書き方
読書感想文でつまずくのは出だしですね。これは3つのパターンを覚えておいて使い回せば大丈夫です。
- なぜその本を選んだかの理由から書きだす。
- 印象に残った登場人物から書きだす。
- 印象に残った言葉やセリフから書きだす。
もし学校指定の課題図書がある場合は自分で選んだわけではないので、2番か3番の書き出しをしましょう。
そのあとは「なぜなら」→「もし自分なら」→「だからこう思う」という順番で文章を作っていきます。印象に残った人物からスタートするのであれば、なぜその人物が印象に残ったかについて「なぜなら」と続けます。
「もし私だったら」印象に残った人物と比較して自分だったらという風に書きます。
「だから」で詳しく印象に残った理由を書きます。
自分の意見とあらすじと両方が盛り込まれている文章であれば問題ないです。これらをメモをもとに繰り返し書いていけば読書感想文はあと一息です。
文章の最後には、その本を読んで起こった自分自身の気持ちの変化を述べます。本を読んで影響を受けたことでもなんでもいいです。これが読書感想文で求められていたことなのです。
まとめ
今回は高校生の読書感想文の書き方についてまとめてみました。読書感想文というのは本一冊分の感想をうまくまとめないといけないというプレッシャーで押しつぶされますが、全部ではなく自分が気になった部分をピックアップしていけばいいと思えばちょっと気が楽になりますね。
文章を書くのが苦手な人もこの方法で読書感想文を書いてみてください!