残暑見舞い、毎年送られていますか?
今まで送ったことのない方も、社会人になったり、結婚をしたりして付き合いが出来、今年から書こうとされている方もあるでしょう。
身の回りの方でも、親戚やご両親、友人などの書きやすい相手もあれば・・・
会社の上司や目上の人、取引先など少し文章を考えどうしようかと悩む相手の場合もありますよね。
せっかく、そういった機会ができたのですから、少しでも知識を持って、残暑見舞いを送りたいものですよね。
今回は、残暑見舞いを目上の方へ出す場合の書き方や注意点などについて紹介しましょう。
残暑見舞いを目上の方へ出す場合
友人や知人など、親しい人に出す場合には
「残暑見舞い申し上げます」
といった文章から始まりますよね。
しかし、目上の方になると少し言葉が違ってきます。
目上の方に対して、残暑見舞いの「見舞い」という言葉は用いません。
一般的に、「見舞う」という言葉を目上の方に使うということは失礼にあたるとされています。
「残暑お伺い申し上げます」
といった言葉から始めます。
なかなか、この言葉の違いを知っていて使っている方も少ないですので、この文章の始まりをすることで、上司の方も貴方を、しっかりとした人だなと思ってくれるかっもしれませんよ。
ハガキ1枚に、1つの文章。
その言葉だけで・・・と思われることもあるかもしれませんが、その気持ちの持ち方で、人間関係にも影響を与えます。
文章は、気持ちの表れと言っても良いでしょう。
目上の方やお世話になっている方には、日ごろの感謝を胸に失礼のない文章を送るよう心掛けたいものですよね。
残暑見舞いを出す時のデザイン
残暑見舞いを出そうかと迷っている時、ハガキを買いに行くと最近では沢山のデザインが置いてありますよね。
夏ならではの風鈴、蚊取り線香、うちわなど、夏を感じさせるものが多く置いてあります。
相手によって、デザインを変えながら楽しんで送りたいですよね。
しかし、デザインがすごすぎたり、少し夏と離れてしまったデザインだとダメなのかな?
と、ふと思うこともあるでしょう。
〈仕事の上司の場合〉
仕事場での上司に、残暑見舞いを送る場合には、夏らしい風流なイメージのハガキをおススメします。
仕事で顔合わせる訳ですし、その後の付き合いも大切にしていきたいので、残暑見舞いと離れたデザインを選び、「え・・・」と思われてしまうようなものは避けたいですよね。
〈大学の先生、恩師の場合〉
大学や恩師の先生が相手の場合は、夏ならではのデザインをチョイスするのも良いですし、その先生との思い出があるものを利用しても良いです。
授業などでその先生から教わったことに基づいたデザインでも良いですし、先生と楽しく話した時の会話からのデザインでも良いです。
先生が相手だと、失礼なことをしてしまったら・・・と気になってしまうこともあるかもしれませんが、先生としては生徒から一緒に過ごした日々を思い出したり、思い出として置いていてくれているということが嬉しいものです。
そして、今でも生徒とやりとりできるという喜びが大きいですよ。
私も、教師として働いていましたが、教え子から頂く思い出の話や、あの時話したものなどがハガキとして送られてくると、とても微笑ましかったです。
参考にしてみてくださいね。
残暑見舞いの書き方
いよいよ、残暑見舞いを出そうという時に、どのような文章構成で書いていけばいいのか迷うことがありますよね。
この手順で書いていくと残暑見舞いの文章構成は成り立ちますよ。
① 残暑お見舞いの言葉
例「残暑お伺い申し上げます」
※先ほどもお話ししましたが、一般的には「残暑お見舞い申し上げます」と
書き始めるのですが、上司や社長、目上の方にはお伺いという言葉を使いましょう。
※また、目上の人だけでなく、取引先などに残暑見舞いを出す場合にもこの言葉を
使います。
② 安否を気遣う言葉
例「いかがお過ごしでしょうか。」
「お健やかにお過ごしでしょうか。」
③ 近況報告
例「その節はお世話になりました。おかげさまで新しい仕事にもよくやく
慣れてきたところです。」
※近況報告の部分では、具体的に文章を書くようにし、省略しないようにしましょう。
④ 相手の健康を気にかける言葉
例「お体にお気を付けください」
「どうかご自愛ください」
※自分の身体や健康状態に気を付けることを、自愛と言います。
お身体をご自愛ください。
という文章を書いてしまうと・・・
お身体を自分の身体をと重複してしまうので注意しましょう。
⑤ 日付
例「平成○○年 立秋」
以上が、残暑見舞いの書き方と目上の方を相手とした書き方の例です。
参考にしながら、一度書いてみてください。
まとめ
残暑見舞い、目上の方となるとどうしようか・・・と悩むこともありますが、日ごろからお世話になっている方なので、その気持ちを込めた文章で出すことが大切ですね。
また、日ごろから親しくしてもらっている方が目上の方に当たる場合がありますよね。
普段はそういった親しい関係で良いのですが、ハガキを出すとなると、顔も見えないですし、字で気持ちを伝えることとなります。
ですので、あまり馴れ馴れしく書きすぎることは、控えましょう。
マナーを守り、自分ならではの言葉で、残暑見舞いにチャレンジしてみてくださいね。