桜と同じように、ホタルは気温によって見られる時期が違うので、全国の出現時期はバラバラです。せっかく行くなら、綺麗なホタルが多く見られる時に鑑賞に行きたいですよね!自分の地域のホタルの見頃な時期や時間帯・天候をしっかり知っておきましょう。
また、ホタル鑑賞時の注意点や撮影ポイントをまとめてみました。
2017年のホタルが見頃な時期
ホタルが見られる時期は、意外と短いので、しっかり確認しておかないと、「知らない間に過ぎていた・・・」なんて事もありえますよ?
2017年蛍観賞のピーク予想
北海道…7月3週目
東北地方…6月4週目
関東地方…6月2週目
中部地方…5月4週目
関西(近畿)地方…5月4週目
中国地方…5月4週目
四国地方…5月4週目
九州地方…5月3週目
沖縄…4月2週目
ホタルがよく飛ぶのはどんな日?
・気温が高い(20度以上)
・曇っている
・風がない
という条件がそろっている日にホタルはよく飛んでいます。つまり、月明かりの見えないムシムシした暑い日などですね。
雨がふっている・強い風が吹いている・気温が低い場合は、雨風を避け葉の裏や藪の中で静かに光っているだけですなので、ホタルが飛ぶ様子を見ることは出来ないです。
ホタルの飛ぶ時間帯は?
ホタルの飛ぶ時間は夜のうちでも、だいたい決まっています。
1回目…日没直後~ピークは午後9時ごろ
2回目…午前0時ごろ
3回目…午前3時ごろ
この3回の中でもっとも活発に飛ぶのは最初の回で、活動する時間も1番長いです。
なので、見に行くなら20時~21時頃がベストです!活動のピークを過ぎると、ホタルはそれぞれ近くの草や木に止まって休みます。
ホタルを楽む際のマナー
ホタルは光る昆虫で、生きています。ホタルの為にも周りの人の為にも最低限のマナーはしっかり守りましょう!
・ホタルの発生地内をライトを付けたまま車で走ったり、車のハザードランプを点灯させない。
・ホタルや周囲に向けて懐中電灯を照らさない。
※懐中電灯に赤いセロファンを巻いていても、照らしてはいけません。
・ストロボを焚いて(携帯電話も同様)ホタルの写真撮影しない。
・ホタルを捕まえない。
※ホタルを傷つけてはいけません。成虫になったホタルの寿命は約10日といわれている儚く希少な生き物です。
発生地内の至る所に立ち入らない。
※ホタルを踏む可能性があるので、草むらには入らない。
・発生地内にゴミ・煙草の吸い殻を捨てない。
※川が汚れるとホタルが住みにくくなるだけでなく、近隣住民の方にも迷惑行為となるので絶対にやってはいけません。
ホタルは光ることでオスとメスがコミュニケーションをとっていますので、フラッシュライト等でホタルを照らすとホタルの繁殖行動を邪魔してしまいます。絶対にNGです!
しかし明かりがないと、足元が暗く怖いですよね?ですから、そういった場合は自分の『足元のみ』照らすようにしましょう。
また、ホタルが多く現れる場所には、また蚊も多く生息しています。ですので、虫よけ等を持参したり、長袖シャツなどを着用するなど、虫除け対策はしっかりとしていきましょう。
スマートフォンでのホタル撮影のコツ
しっかり綺麗に撮るなら、デジカメでの撮影がオススメですが、そこまで準備出来ない人は、スマートフォンで撮影しましょう!
スマートフォンの場合、ホタルは「光ってる点」でしか写ってくれません。なので、ホタルがお尻を光らせてるのを撮ることは難しいのですが、フラフラ飛び回っているのなら撮影可能です。
ポイントは、『光跡の撮影が出来るアプリをダウンロードし、撮影すること』これで、光の線がスーッと暗闇で飛び交っているのを撮ることができます!
どうしても直接見るホタルの幻想的な景色よりか劣りますが、ホタルがたくさん飛んでいれば、誰にでも簡単に撮影可能ですので、試してみる価値はあると思いますよ。
※くれぐれも、フラッシュライトはつけないでくださいね!
まとめ
ホタルが楽しめる時期は一か月程しかありません。忘れてしまう前に1度は見に行きたいですね!その際は、みんなが嫌な思いをしないように、しっかりマナーを守って行きましょう。
「スマートフォンで撮影してみたい!」という方はぜひ、アプリを使って光跡を撮ってみてくださいね。その際にはスマートフォンの光には十分に注意しましょう。